犬が前足でタッチしたり、トントンと叩く理由とは?

ふとしたときに飼い犬が前足でタッチしてきたり、軽くトントンと叩いきたことはありませんか?犬が前足で触ってくるのにはきちんと理由があると言われています。人やほかの犬に前足で触れるのは何らかの気持ちのあらわれであり、状況や触り方によっていろいろな犬の感情を読み取ることができます。犬が前足を乗せてきたり、タッチしてきたときにどのような意味があるのかをご紹介します。

目次

犬が前足でタッチしてくる

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ときどき犬は前足を使ってタッチをするような仕草をとることがあります。
前足タッチにはさまざまな意味があると言われているため、そこから犬の気持ちを知ることができます。

タッチの意味を知る上で大切なこと

犬が前足を使ってタッチするという行動にはいろいろな意味があるため、前足タッチを行う犬の気持ちを知るにはそのときの状況や犬との関係が重要なヒントとなります。

愛犬はいつも飼い主さんの言うことを聞いてくれるか、普段愛犬はどのような態度を飼い主さんにとっているかなどを参考にして考えてみましょう。

犬がタッチする理由とは?

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・かまってほしい
・催促している
・おねだりしている
・自分の方が上だと思っている

かまってほしい

犬はかまってほしいときに前足でタッチすることがあります。例えば、遊んでほしい、なでてほしい、退屈している、やきもちを妬いているときなどです。

他にもペットを飼っている場合や、小さな赤ちゃんがいる場合、または外から友人が来てその人とおしゃべりしているときなどはやきもちを妬いて前足でタッチしたり、がっちりと捕まるようなしぐさをとります。

単に甘えん坊でなでてほしいときや、遊びたいとき、退屈なときなどでもかまってほしくて前足を使ってタッチすることがあります。

また、以前にタッチした際にかわいいからついついかまってしまうという飼い主さんの場合は、犬がそのことを覚えており、「タッチすれば遊んでくれる、なでてくれる」と覚えてしまっている可能性もあります。

催促している

犬は何かを催促するときにも前足でタッチすることがあります。そのためご飯やおやつが欲しい、散歩に行きたいときなどに飼い主さんを前足でタッチします。

犬はとても正確な体内時計を持っていると言われており、ご飯や散歩の時間が少し遅くなるとおすわりした状態で前足を乗せて「ご飯ちょうだい」「散歩に連れてって」と催促してくることがあります。

しかし犬の催促に従う必要はなく、反対に犬の要求通りにご飯を与えたり、散歩に連れて行ってしまうと「要求すれば言うことを聞いてくれる」と思い込んでしまうので注意が必要です。

おねだりしている

犬はおねだりするときにも前足でタッチします。
例えば飼い主さんがおやつを食べているときなどに飼い主さんの肩を前足でトントンとタッチすることがあります。
これは「僕にもおやつちょうだい」というふうに飼い主さんにおねだりしています。

また、犬をなでるのをやめたときなどにも同様に前足でトントンとタッチしてくることがあり、これも「もっと続けて」とおねだりしています。
前足タッチがかわいいからといってこうしたおねだりにいつも応じていると催促のときと同じように「おねだりすれば自分の要求が通る」と思うようになる可能性があります。

そのため犬によっては要求が叶わないと怒って唸ったり、噛むようになることもあるので気を付けましょう。

自分の方が上だと思っている

犬は自分の方が相手よりも上だと思っているときに相手の肩に前足を乗せるしぐさをとります。
これは犬の社会間では自身の優位性を表す行動なので、犬同士に頻繁に見られる行動ですが、飼い主さんにも同様に前足を肩に乗せることがあります。

放っておくと「飼い主さんよりも偉い」と勘違いすることがあるため足で押さえようとしたり、肩に前足を乗せてきた際はやめさせるようにしてください。

犬が前足タッチをするタイミング

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性格や年齢によっても異なりますが、一般的に犬はお腹が空いているとき、遊びたいとき、不安を感じているときなどに前足を乗せることが多いと思われます。

お腹が空いている

お腹が空いているときに催促の前足タッチをすることがあります。

犬が催促した時間通りにご飯を与える必要はありませんが、病気以外で体重が減っている場合などはご飯が足りていない可能性もあるので、ご飯を食べた後にも同じような前足タッチが見られる場合は念のために体重を測っておくと良いでしょう。

不安を感じている

何らかの音に怖がって不安を感じているときも、なでてもらおうと前足を乗せたりタッチすることがあります。
ここでなだめたり、なでたりすると同じ音を聞いたときに再び不安を感じてしまうので、特に何事もなかったかのように堂々とした態度をとって音を克服させる訓練を行いましょう。

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欲求不満が原因となっていることも

犬は欲求不満によってストレスが溜まっている場合でも前足を乗せることがあります。
愛犬が前足タッチしてきたり、前足を乗せてきた場合は最近きちんと遊んであげているか、散歩は十分にできているか、長いお留守番をさせていないかなどを考えてあげましょう。

もし何らかの心当たりがある場合は、犬は自分の方が偉いとおもって前足を乗せているわけではないので、十分に遊んであげて下さい。

思い当たる節がない場合は、単に甘えていたり、暇なのでかまってほしいだけの可能性が高いので、特に気にする必要はありません。
犬の行動や様子を見て、気持ちを理解してあげることが重要となります。

前足タッチは子犬の名残り

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犬が前足で軽くタッチする行動は、子犬が母犬にお乳をもらいたいときのしぐさからきていると言われています。
そのため前足タッチは「パピーリフト」と呼ばれることもあります。

いくつになっても甘えたい

犬のなかにはいくつになっても甘えん坊な子も多く、飼い主さんに可愛がってもらいたいと思っています。
そのため、犬が前足を乗せる理由の多くは子犬の頃と同じで甘えようとしているからだと言われています。

お手はパピーリフトからきている?

一般的なしつけの一つである「お手」を犬は比較的簡単にマスターすることができます。

「お手」は多くの場合ご飯を与える前に行いますが、これは子犬が母犬にお乳をおねだりするパピーリフトの動作と似ています。
そのため犬が「お手」を得意としている理由はパピーリフトが関係しているからだと考えられています。

ポイント

このように犬はいろいろな理由で飼い主さんや他の犬にタッチしますが、その多くは人が他の人の肩をたたく行動とよく似ています。例えば上司が部下の肩の上に手を乗せる行為などは犬の優位性を決める動作と似ているように思えます。

他にも子供が甘えたいときやかまって欲しいときに、親にとる行動も犬のそれととてもよく似ています。犬も人と同じでいろいろな感情で前足タッチを行っているので、今はどういう気持ちでいるのかを理解してあげることが大切です。