犬は赤ちゃんと同居するとストレスを感じる?ストレスの理由や注意点について

犬は赤ちゃんが新しく家族に加わることや、飼い主さんを取られること、赤ちゃんに乱暴に触られることなど、いろいろな原因でストレスを溜め込んでしまうことがあります。そのため、赤ちゃんがいる家庭で犬を飼う場合は犬のストレスに注意する必要があります。犬はストレスを溜め込むと吠える、噛むなどの問題行動や、物を壊したりトイレに失敗するなどの粗相を起こすようになるので、十分に注意しましょう。

目次

犬と赤ちゃんの同居

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よくテレビやネット上で犬が人間の赤ちゃんの世話をするかのように寄り添ったり優しくあやすようなシーンがあげられています。
実際犬は赤ちゃんのことをか弱くて援助が必要な存在だということが分かるのか、守ろうとしていろいろな行動をとることがあります。しかし、すべての犬が初めからそのような行動を見せるわけではありません。

赤ちゃんとの同居がストレスの原因になる場合も

もともと犬を飼っていた家庭に赤ちゃんが生まれた場合や、犬と赤ちゃんが生活している環境によっては、同居することでストレスを溜め込んでしまうことがあります。
ストレスが溜まると様々な問題行動を引き起こす原因となるので注意しましょう。

赤ちゃんが生まれたことでストレスを感じる理由

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犬は主に新しい家族が増えることや、飼い主さんを赤ちゃんに取られてしまうこと、赤ちゃんに乱暴に触られることがストレスになります。

家族が増えると困惑する

犬は新しく家族が増えると相手と自分の関係が気になります。そのため、もともと犬を飼っている家に新しく人間の赤ちゃんが生まれた場合は、家族が増えたことに対して犬が困惑している可能性があります。

様々な説がありますが、犬は家族の中で誰が自分よりも上か下かを犬が決める「順位付け」を本能的に行うと言われています。
赤ちゃんは犬にとって後から入ってきた新入りで、小さくてか弱い存在のため、下に見る傾向があります。しかし、飼い主さんが赤ちゃんばかりを優先していると、犬は自分と赤ちゃんの関係が分からずイライラしたり、不安を感じてしまい、ストレスの原因となります。

赤ちゃんにやきもちを焼く

赤ちゃんの世話に追われることで、犬とのコミュニケーションがおろそかになってしまうと犬は拗ねてしまうことがあります。
特にもともと犬を飼っていた家庭に赤ちゃんが生まれた場合は、今まで自分だけが可愛がられていたのに、赤ちゃんができた途端に周りの人が赤ちゃんばかり注目するようになりチヤホヤしてしまうことで犬は赤ちゃんにやきもちを焼いてしまいます。

そうなると犬はストレスや飼い主さんの気を引くためにいろいろな問題行動を引き起こす場合があります。

乱暴に触られる

赤ちゃんは犬の触り方や手加減を知らないので、犬の尻尾や耳、毛などを引っ張ったり、叩いたりすることがあります。犬は乱暴に体を触られることを嫌がるので、こうした状態が続くとストレスを溜め込んでしまいます。

特にハイハイや立って歩くことができるようになったときに、犬を追い回したり寝ているところを触ったりするなどされると犬は常に心が休まらなくなるので、いくら優しくて寛容な性格の犬であってもストレスが溜まってしまいます。人間の赤ちゃんの行動は予測できないため、十分に注意する必要があります。

ストレスによる問題行動

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犬は赤ちゃんと同居することでストレスを溜め込んでしまうと、様々な問題行動を引き起こします。問題行動はトラブルや事故の原因となるので注意しましょう。

吠える

犬はストレスを溜め込むと頻繁に吠えるようになることがあります。特に子犬の頃から飼い主さんの愛情を独り占めしていたような犬は、赤ちゃんが家族に加わることで不安を感じたり、赤ちゃんに嫉妬して吠えるようになります。これは構って欲しいという飼い主さんへの要求だけでなく、赤ちゃんに対して敵意を向けている場合もあるので、注意しましょう。

犬が吠えたときに注意したり、撫でてあげると「吠えると注目してもらえる」と思うようになるため、かえって無駄吠えが悪化する可能性があります。そのため、犬の相手をする場合は犬が吠えなくなったときを見てコミュニケーションをとりましょう。

噛み付く

犬はストレスが溜まると相手に噛み付く場合があります。特に赤ちゃんに対して敵意を向けている場合や乱暴に触られることで怒ってしまうと、思いきり噛み付いてしまうことがあるのでとても危険です。

また、普段は温厚な犬でも新しい家族が加わったことで急に豹変してカブリと噛み付いてしまうこともあるので気を付けましょう。

ものを壊す

犬はストレスが溜まると家の中のものを壊してしまうことがあります。
新しく赤ちゃんが家族に加わったことで、飼い主さんが自分を構ってくれなくなるとヤキモチを焼いてものを壊して気を引こうとしてしまいます。

このときに犬がものを壊したことに驚いて高い声を出したり、過剰に反応したりすると、犬はものを壊すことで飼い主さんの気を引くことができると考えるようになるため、繰り返し破壊行動をとるようになります。

トイレに失敗する

トイレトレーニングによって決められた場所でトイレすることを覚えた犬でも、ストレスが溜まるとしてはいけない場所でおしっこやうんちをしてしまうことがあります。

犬にストレスを溜めさせないためには?

このように、赤ちゃんと同居することで犬がストレスを溜め込んでしまうと色々な問題行動を引き起こしてしまいます。
そのため、家に赤ちゃんがいる場合は犬がストレスを溜め込んでしまわないように気を付ける必要があります。

きちんとコミュニケーションをとる

家に赤ちゃんがいると、赤ちゃんの世話に追われてなかなか犬に構ってあげられなくなる場合があります。
犬は飼い主さんとコミュニケーションをとりたがる動物なので、赤ちゃんばかり構うことで犬とのコミュニケーションが不足するとストレスが溜まります。

特にもともと犬を飼っていた場合、今までは自分だけが愛情を注がれて可愛がられていたのに、赤ちゃんができた途端に周りの人が赤ちゃんばかりをチヤホヤしてしまうことで犬は拗ねてしまいます。
そうなってしまわないように、赤ちゃんを家に連れて帰ったら、犬に赤ちゃんの存在を知らせつつ、今までと同じように犬に接してあげましょう。忙しくても普段よりも意識して遊ぶ時間を作ってあげることが大切です。

犬が逃げられる場所を作る

赤ちゃんがまだ自分で動けない場合は問題ありませんが、ハイハイしたり、歩き出すようになると自分の意思で様々な場所を移動します。
そうなると犬の後ろをしつこく追いかけ回したり、寝ているときに触りに行ったりしてしまうことがあるため、犬はリラックスできなくなる可能性があります。

そのため、犬が落ち着いていられるようにケージやサークルなどを赤ちゃんが入れない場所に用意してあげることで、ストレスを軽減させてあげましょう。

犬が嫌がる行動をとらせないようにする

どれだけ大人しくて温厚な性格の犬であっても、犬と赤ちゃんを二人きりにはしないようにしましょう。友好的で赤ちゃんを可愛がるような優しい犬でも、触れ合うときはいつでも間に入れるようにしておきます。

そうすることで、赤ちゃんが犬の耳や毛を引っ張ったちなど、犬が嫌がるような行動をとったときにやめさせることができます。また、犬が寝ようとしているときなど、構って欲しくなさそうなときは距離を置いてあげることが大切です。

ポイント

犬は赤ちゃんと同居することで様々なストレスを感じてしまうことがあります。赤ちゃんが新しく家族に加わることでストレスを感じると、温厚な犬が怒りっぽくなったり、問題行動を引き起こす原因となるので、犬とのコミュニケーションをしっかりとる、休める環境を整える、赤ちゃんと二人きりにさせない、などを守って犬の負担を減らしてあげましょう。きちんとしつけを行っていた犬でも、赤ちゃんを噛むことで怪我をさせてしまうような事故も起きているので、十分に注意してください。