犬が急に暴れるのはなぜ?突然暴れる理由やしつけ方について

犬の中には落ち着きがなくてすぐに興奮してしまう子がいます。ときには興奮しすぎて暴れてしまい、ものを壊したり、飼い主さんや家族に怪我をさせてしまうことがあります。また、場合によっては犬自身が怪我をしてしまうこともあるので、犬を落ち着かせて暴れるのをやめさせなければなりません。犬によって暴れてしまう原因は様々です。ここでは犬が急に暴れる理由や落ち着かせるための方法などをご紹介します。

目次

犬が興奮して暴れてしまう

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犬が急に興奮して暴れてしまうということはありませんか?犬によっては興奮しすぎてしまって過剰に吠えたり、人やものを噛む、走り回る、家の中のものを壊すなど様々な問題行動をとってしまうこともあります。

吠える

犬は興奮して暴れると大きな声で吠えてしまいます。そのため、夜中に暴れ出してしまった場合は大きな声で吠え続けることで、近所の人に迷惑がかかってしまう可能性があります。

特にマンションやアパートなどに住んでいる場合は、大声で吠えてしまうと時間に関係なく周りの人に迷惑がかるため、場合によっては近隣住民から苦情が来たりトラブルになってしまうこともあります。

噛む

犬が興奮して暴れると、近くにいる人やペット、落ち着かせようした人などに噛み付いてしまうことがあります。興奮して噛み付くような場合は本気で噛む場合が多いので、噛まれることで血が出たり怪我をしてしまいます。

また、家に赤ちゃんがいたり他にペットを飼っているような場合は、噛まれることで大怪我をしたり死亡事故につながるような場合もあるので特に注意が必要です。

走り回る

犬は興奮して暴れ出すと落ち着きがなくなるため、勢いよく走り回るようになります。そうなると家のなかのいろいろなものにぶつかってしまうため、部屋が荒れてしまったり、ぶつかった犬が怪我をしてしまうこともあります。

特に体の大きい大型犬などの場合は、家の中を走り回ることで家のなかがぐちゃぐちゃになってしまったり、力が強くて手がつけられなくなることもあるので、落ち着かせるのにも一苦労します。

ものを壊す

犬は興奮して暴れるとものを壊してしまうことがあります。特に普段から元気に走り回るような犬は、家の中を走り回ることでものに体をぶつけて壊してしまう場合が多いです。

また、ソファーやスリッパなどに噛みついて破いたりする場合もあるので、どうにかして暴れるのをやめさせなければなりません。

犬が暴れる原因

犬は何らかの理由で興奮したり落ち着かない気分になると暴れてしまいます。犬が暴れてしまう主な原因について見ていきましょう。

欲求不満

犬は欲求不満によってストレスが溜まると暴れてしまうことがあります。
主に、散歩の時間や運動時間が足りていなかったり、飼い主さんとのコミュニケーションが不足してしまうと、あり余った体力を発散させたい、飼い主さんに構ってもらいたいという欲求から暴れるという行動をとってしまいます。

楽しいとき

犬は楽しくてテンションが上がることでも興奮してしまいます。そのため、遊びやじゃれ合いに熱中し過ぎているときや、飼い主さんが家に帰ってきたことによる嬉しさから興奮して暴れてしまう場合があります。

不安や恐怖

犬は何らかの原因で強い不安や恐怖を感じると、パニックを起こして暴れてしまうことがあります。

犬は不安を感じると情緒不安定になり、落ち着きがなくなっていきます。そして不安や恐怖が限界まで達するとパニックを引き起こして過剰に吠えたり、走り回ってものを壊すなどの行動をとるようになってしまいます。

驚いた

犬は何かに驚いたときにもパニックを起こして暴れてしまうことがあります。かつて飼い主さんのくしゃみに驚いた犬が近くにいる子供に噛みつくという事故が起きたことがあります。

神経質で臆病な犬は、特に何か予想外の出来事が起こったときに驚いて暴れてしまうことがあるので注意しましょう。

嫌がっている、怒っている

犬は嫌がって抵抗しているときや怒っているときなどに興奮して暴れてしまいます。そのため、無理やりどこかへと連れて行こうとしたり、他の犬とケンカをしているときなどは走り回ったり噛み付いたりすることがあります。

犬が暴れやすい状況

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このように犬によって暴れる原因は様々ですが、主に次のような状況のときに暴れることがあります。

飼い主さんがいないとき

臆病でさみしがり屋な犬や一人でいることに慣れていない犬は、飼い主さんがいなくなると不安や寂しさから暴れてしまうことがあります。この場合はトイレに失敗するなどの粗相をしたり、部屋のものを散らかす、ものを壊すなどの行動をとってしまいます。

大きな音が鳴ったとき

犬は基本的に大きな音が苦手です。犬は人間よりも聴力が優れているため、広い範囲の音が大きく聞こえてしまいます。そのため、雷や花火、工事現場の作業音、車やバイクの音を聞くとビックリして暴れてしまうことがあります。

夜中

一人で寝ることに慣れていない犬は、夜になって静かになると寂しくて暴れてしまうことがあります。
ほとんどは子犬に見られる行動ですが、犬が自立できていない、クレートに慣れていない、運動量やコミュニケーションが不足しているなど、これらに当てはまる犬の場合は成犬になっても夜中に大声で吠えたり暴れてしまうことがあります。

発情期

発情期に入った犬は興奮しやすくなるため暴れます。
犬の発情期は生後およそ7〜8ヶ月ほどで始まり、メス犬は小型犬の場合年に2〜3回、大型犬の場合は1〜2回ほど発情期がおとずれます。

オス犬の場合は明確な発情期がありませんが、メス犬のフェロモンを感じ取ると子孫を残そうと発情することがあります。そのため、一定の周期や季節によって暴れやすくなる場合は発情期に入っているか、発情期に入っているメス犬が近くにいる可能性があります。

遊んでいるとき

犬は遊びに夢中になると興奮してしまうことがあります。
例えばタオルの引っ張り合いっこなどは興奮させやすいので、犬が楽しそうだからといってやり過ぎてしまうとコントロールが効かない状態になってしまいます。

特にもともと興奮しやすい犬は注意しましょう。

トリミングサロン

犬によってはトリミングサロンに連れて行くと暴れてしまうことがあります。これはトリミングが嫌で暴れているのですが、主にハサミやバリカンが怖い、よく知らない人に体を触られることが不快、他の犬の匂いがして落ち着かない、何らかのトラウマがあるなどが原因となります。

単純に慣れていないだけの場合もあるので、回数を重ねるうちに大人しくなることもあります。

お風呂

お風呂が嫌いな犬は多いため、飼い主さんに連れて行かれるときに嫌がって暴れてしまう場合があります。
犬は顔に水がかかることや自分の匂いが消えてしまうことが嫌なので、お風呂に連れて行こうとすると抵抗してしまいます。

病院

犬にとって病院は注射など、痛いことをされる場所という認識があります。そのため、病院へ連れて行こうとしたときや、治療を受けているときに不安や恐怖心から抵抗して暴れてしまうことがあります。

治療内容や病院によっては暴れてしまう犬は診てもらえないことがあるので注意しましょう。

飼い主さんを下に見ている

飼い主さんのことを下に見ている犬は、何か指示を出したりしたときに嫌がって暴れることがあります。

一説では犬には順位付けと呼ばれる群れや家族の中で上下関係を自然に決める習性があると言われています。
そのため、犬は飼い主さんよりも自分の方が上だと思うと飼い主さんに抵抗したり、飼い主さんを従わせようとして暴れてしまうことがあります。

犬を落ち着かせる方法

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犬が暴れてしまうのには様々な原因があるので、思い当たる理由に合わせた対処が必要となります。

無視する

嬉しくて興奮し過ぎているときや、構って欲しくて暴れているような場合は無視が有効です。
例えば、飼い主さんに構って欲しくて暴れているときや、遊んでいるときに興奮しすぎて問題行動を起こす場合は、遊びを中断して無視を徹底します。そうすることで犬は暴れると相手にしてもらえなくなることを理解するようになっていきます。

また、飼い主さんが家に帰ったときに興奮して暴れてしまうような場合は犬が落ち着くまで無視して、十分に落ち着いた頃に撫でてあげると良いでしょう。

運動や散歩の時間を増やす

犬は体力があり余っていたり、欲求不満になると暴れてしまうので、運動や散歩の時間を増やすなどしてエネルギーを発散させましょう。特に運動量が多い犬は欲求不満に陥ると暴れてしまうことが多いので、しっかりと運動や散歩の時間を作る必要があります。

また、散歩中は時間を長くしたり歩くだけでなく、公園を散策させたり走る時間を作ってあげるなど、犬が満足のいく楽しいものにしてあげることが大切です。

苦手なものを克服させる

犬が不安や恐怖心から暴れてしまう場合は、苦手なものを克服させることが大切です。
例えば、一人での留守番や大きな音、お風呂、トリミング、病院などが苦手な場合は少しずつそれらに慣れさせる必要があります。

苦手なものを怖がって暴れてしまう場合は、吠えたり、暴れるのをやめたタイミングを見計らって褒めてあげることで犬は徐々に慣れていくので、根気強く取り組んでいきましょう。また、子犬の頃に人や犬、音、景色などいろいろなものに慣れさせる社会化トレーニングを行うことが重要です。

正しい主従関係を築く

犬は飼い主さんを下に見ると、言うことを聞かずに暴れるようになってしまうので、正しい主従関係を築く必要があります。そのためには子犬の頃からしつけを行い、犬に指示を出す恒例付けることが大切です。

まずは「おすわり」「ふせ」などを覚えさせ、散歩中は飼い主さんが先導して歩くリーダーウォークをしましょう。

ポイント

犬はいろいろな原因で暴れてしまうことがありますが、その多くは運動不足による欲求不満や、不安、恐怖などが理由となっています。そのため、運動や散歩をしっかりと行って犬のエネルギーを発散させたり、不安や恐怖の原因を見つけてそれらを克服させることが大切です。また、もともと興奮しやすい性格の犬は遊びや家に帰ったときなどにコントロールがきかなくなって暴れてしまうことがあるので、普段からあまり興奮させないように注意しましょう。