うさぎの赤ちゃんは何匹生まれる?生態や出産時期について

うさぎを飼っている飼い主さんなら子供を生ませたいと思う人もいるのではないでしょうか?そんなときに気なるのが一度の出産で何匹(何羽)生まれてくるのかということだと思います。うさぎは繁殖力がとても強く、一度に生まれる数も多いので、しっかり生態を理解して計画を立てなければいけません。ここでは、赤ちゃんが生まれやすい時期や発情期、妊娠期間、繁殖行動や交尾行動などについての生態についてご紹介します。

目次

一度の出産で赤ちゃんうさぎは何匹生まれる?

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人間の場合はほとんどが一度の出産で一人を出産することが多く、双子や三つ子は稀ですが、人間と違って野生動物の多くは一度の出産で何匹もの赤ちゃんを生みます。

はたしてうさぎは一度の出産で何匹の赤ちゃんを生むのでしょうか?これからうさぎの繁殖を考えている場合やオスとメスのペアで飼っている場合は、一度の出産で何匹の赤ちゃんが生まれるのかをしっかり把握しておきましょう。

一度の出産で生まれるのは1〜10匹

うさぎの赤ちゃんは品種にもよりますが、一度の出産で1〜10匹の赤ちゃんを生みます。平均としては6〜8匹が一度に生まれることが多いです。

うさぎは寂しがり屋なので複数で飼った方がいいと思われることもありますが、神経質で警戒心の強い動物なので、実際は大人になると1匹で過ごすことが多いため多頭飼いにはあまり向いていません。

自宅での繁殖を考えている場合は、十分な飼育環境やうさぎに対する知識をつけておいたり、あらかじめ里親を探しておきましょう。

うさぎが一度にたくさんの赤ちゃんを生む理由

人や馬や鹿などの体の大きな生き物は一年間、または一度の出産で1人や1匹を生むことが多いですが、うさぎやハムスターなどの体の小さな動物は一度にたくさんの赤ちゃんを生むことが多いです。

このことには様々な理由がありますが、その中でも最も大きい理由は野生世界での天敵(捕食者)の多さが関係しています。
動物の本来の目的は子孫を残すことなので、天敵が多い場合はできるだけたくさんの子供を生んで自分の遺伝子が残る確率を高めなければいけません。そのため野生世界で多くの天敵を抱えるうさぎは一度でたくさんの子供を出産します。

天敵の多さ以外にも、寿命の短さや成長するまでに死んでしまうことが多いなど様々な理由がありますが、多くの場合は体の大きさによって生まれる子供の数が異なります。

繁殖の生態について

一度の出産でたくさんの赤ちゃんを生むうさぎですが、実際にうさぎを飼っている飼い主さんでもうさぎの繁殖の生態についてはあまり知らないと思います。
ペアでうさぎを飼う場合は繁殖の生態についてもしっかり把握しておくことが大切です。

うさぎは繁殖能力が強い

”うさぎが一度にたくさんの赤ちゃんを生む理由”でも触れましたが、野生世界で多くの天敵を抱えるうさぎは、できるだけ多くの子孫を残すために一度に何匹もの赤ちゃんを生みます。そして一度にたくさん生むだけではなく、一年間の間に何度でも妊娠と出産を繰り返すことができます。

うさぎはその繁殖力の高さから、海外では生命力のシンボルとされることもあり、多産や安産のお守りとして「ラビットフット」と呼ばれるうさぎの足が身に付けられることもあります。

ラビットフットについて

日本では余り知られていませんが、アメリカやメキシコでは古くからお守りとして愛されています。このお守りは「ラビットフット」と呼ばれ、小動物の中でも繁殖力が高いことから、持つことで多産や繁栄をもたらすと言われています。

他にもうさぎは犬や猫などの四足で生活する動物とは違い、走る時に前足より後ろ足が前にくる珍しい走り方をするのに小さな体からは考えられない早さで走ることから、うさぎの足には特別な力が宿っていると考えられていました。それによってヒッチハイカーやバイク乗りの間でラビットフッドが流行したこともありました。

出典:haney.jp

うさぎには周期的な生理がない

動物には発情期という期間があり、動物によっては発情期の期間が年に1回であったり2回であったり様々です。本来はその決まった発情期に交尾をすることで妊娠し、子供を生みます。しかし繁殖能力の高いうさぎの場合は決まった発情期がなく、年中繁殖することができます。

メスは、4〜17日の発情期と1〜2日の休止期を繰り返しており、交尾をすることでそれが刺激となって排卵します。
そのため健康なメスの場合は一年中どの日でも交尾を受け入れ、高い確率で妊娠します。発情中のメスうさぎはお尻を触ると腰を上げて受け入れポーズをとるので、そのときにオスと出会うと交尾が始まります。

偽妊娠(想像妊娠)をしやすい

繁殖能力の高いうさぎは、偽妊娠をすることがあります。偽妊娠とは、本当は妊娠をしていないのに、まるで妊娠したかのような状態を見せることを言います。
この偽妊娠を発症すると、胸やお腹の毛をむしって出産巣を作ろうとしたり、乳腺が発達して本当に泌乳(母乳)が出ることもあります。この症状は約15日〜20日ほど続きます。

偽妊娠を発症してしまうきっかけとなる原因に多いのは、去勢手術をしているオス、高齢、性成熟していないオスとの交尾や、メス同士のマウンティング(順位付け行動)などです。多頭飼いをしている場合に発症しやすいのはもちろんですが、単独で飼っている場合にも発症することがあるので注意しましょう。

人間に対して発情することも

うさぎはうさぎ同士だけではなく、飼い主さんに対しても発情したときの行動をとることがあります。発情した場合は執拗に飼い主さんの足に擦り付けようとしたり、噛もうとすることがあります。

生まれやすい時期はいつ?

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うさぎには決まった発情期がないので、一年中いつでも妊娠することが可能です。
しかし、生まれたてで体力のない赤ちゃんうさぎや、出産で体力を消耗したお母さんうさぎにとって梅雨や夏、冬などの体調を崩しやすい季節に出産することはとても危険なので、できるだけ出産に適した春や秋の季節に出産時期を合わせましょう。

妊娠期間は約30日

うさぎの場合、交尾によって妊娠してから赤ちゃんが生まれるまでの妊娠期間は約30日です。交尾から約3週間ぐらいで体重が増加していれば、それが妊娠のサインになります。

繁殖させる場合は30日を目安に、子育てのしやすい季節に生まれてくるようにしてあげましょう。

ポイント

うさぎは一度にたくさんの赤ちゃんを生みます。さらに一年中いつでも妊娠することができるため、ペアで多頭飼いをしている場合は妊娠に注意しなければそのあとの世話が大変になってしまいます。たくさん生まれた子うさぎたちを一緒に育てる場合は広い飼育環境や親近関係での繁殖を避けるための避妊去勢手術が必要となります。一度の出産に何匹生まれてくるのかだけじゃなく、繁殖の生態なども理解してより良いうさぎとの生活を送りましょう。