ラフコリーの性格や色は?体重や体長、寿命や気になる病気について

日本ではコリーという呼び方で親しまれている犬種「ラフコリー」。古くから羊を束ねるために牧場を走り回っていた牧羊犬ですが、ゆったりとした動作と長い飾り毛が優雅で上品な印象を与えます。ラフコリーは名犬ラッシーのモデル犬としても知られているため、世界的に知名度が高く、安定した人気のある犬種です。そんなラフコリーの性格や毛色、体の大きさや飼い方、歴史などを簡単にご紹介いたします。

目次

体重や体長はどれくらい?

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ラフコリーの基本データ

・原産国:イングランド、スコットランド
・体重:オス♂27-34kg メス♀23-30kg
・体高:オス♂61-66cm メス♀56-61cm
・体格:長い四肢とマズル、小さめの頭が特徴。バランスが取れた体格。
・被毛:ふさふさと長いオーバーコートと、短くて密度が高いアンダーコートのダブルコート。
・運動量:多い
・寿命:14-16年(犬平均13年)
・平均価格:10-20万円(性別、毛色、血統等による)

体重や体長は個体差によって異なる場合も

ラフコリーは体高が55〜65cmほどの大型犬で、体重はオスの成犬が27〜34kg、メスの成犬が23〜30kgくらいが一般的ですが、一般家庭でも繁殖を行っていることもあるため、個体差が大きいと言われています。

性格や特徴について

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ラフコリーは優しくて家族思い

ラフコリーはとても優しくて愛情深い性格をしているので、飼い主さんや家族にとてもよく懐きます。おおらかで明るい性格をしているため子供の遊び相手にも向いているでしょう。

また、牧羊犬だったということもあって忍耐強く判断能力も高いです。子犬の頃はヤンチャな一面も見られますが、大人になると穏やかな犬になるため、散歩中にリードをグイグイと引っ張るような行動はあまりとりません。

豊かな飾り毛が特徴

ラフコリーには豪勢な飾り毛が生えており、「カラー」と言われる首周りの飾り毛や「エプロン」と言われる首から胸周りの飾り毛が豊富です。ふわふわとした毛並みのため体は大きく見えますが、実は細く引き締まってします。

長いオーバーコートと短くて密度が高いアンダーコートによるダブルコートなので比較的寒さにも強い犬種です。豊かな飾り毛と長めの足、細くて賢そうな顔つきなど、気品のある見た目をしているため、上流階級の人たちに好まれていました。

賢くて運動好きな牧羊犬

ラフコリーはとても頭が良く忠実な性格をしているため、しつけやコマンドなどをスムーズに覚えてくれます。また、普段はおっとりしていますが、牧羊犬だったということもあって運動量が多く、体を動かす遊びを好みます。そのため、運動量が不足してしまうとストレスが溜まってしまうので注意しましょう。

吠える声が良く通る

ラフコリーは牧羊犬らしく、吠える声が大きくて良く通ります。また、やや吠える傾向があるため、むだ吠えなどに苦労する場合もあります。
特に運動不足になると吠えやすくなってしまうので、十分に運動を行い、コミュニケーションをとることが大切です。

ブルーマールやセーブルマールなどの色も

ラフコリーはセーブルといって明るめの茶色や暗い茶色に黒やホワイトが合わさった毛色や、ブラック、ホワイト、タンのトライカラーなどが一般的ですが、中にはブルーマールといってシルバーやブルーに黒い毛が散りばめられた色や、セーブルマールと呼ばれるセーブルの毛色に白が散りばめられたような珍しい毛色もあります。

また、ホワイトと呼ばれる毛色もありますが、全身が白いわけではなく、頭や体の一部にセーブルやトライカラー、ブルーマールなどの色が入ります。

寿命や病気について

皮膚疾患や眼疾患、心臓疾患に注意しよう

ラフコリーは比較的、皮膚や眼、心臓の病気を発症しやすいと言われています。
特に毛が長いのでこまめにブラッシングをしないと毛玉ができてしまい、それが抜け毛や汚れがたまる原因となります。そうなると細菌が繁殖しやすくなるため、皮膚炎を引き起こすことがあります。

また、通気が悪くなり、皮膚が蒸れてしまうこともあるので、定期的なシャンプーを行いしっかりと乾かすようにしましょう。

ラフコリーは胃腸が弱い

ラフコリーは消化器官が弱い子が多く、下痢や消化不良を引き起こしやすいと言われています。そのため、消化しづらい食べ物を与える場合は注意しましょう。

また、ストレスが原因で胃腸に負担がかかることもあるので、毎日の散歩や運動を心がけてなるべくストレスを与えないようにする必要があります。比較的、胃癌も見られやすいと言われているので、定期的な健康診断を行うようにしましょう。

フィラリアの予防薬を使う場合は獣医と相談しよう

ラフコリーにフィラリアの予防薬を使う場合は注意が必要です。

フィラリアの予防薬に含まれる「イベルメクチン」という成分が敏感に反応して神経症状を引き起こし、突然倒れてしまう場合があります。
そのため、フィラリアの予防薬を使用する際はかならず獣医師と相談するようにしましょう。

コリー・アイ(コリー眼異常)とは?

ラフコリーには遺伝性の眼疾患があります。主にコリー種だけに見られる目の病気なので「コリー・アイ(コリー眼異常)」と呼ばれており、目の中の血管や組織に異常があらわれて失明してしまいます。

現在有効な治療法はなく、発症するとかならず失明してしまう病気なので、こうした病気が見られた場合は素因を絶つために繁殖を防ぎましょう。

非常に歴史が長い犬種

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ラフコリーの歴史は古く、2000年以上前にローマ人がイングランドの北部からスコットランドに連れてきた牧羊犬が先祖だと言われています。
しかし歴史が古いということ以外、ラフコリーに関する記録は1800年以降のものしか残っていないため、はっきりとした起源はいまだに分かっていません。

出典:haney.jp

上流階級の人々に愛された

1860年頃にラフコリーのスムースタイプ(毛の短いタイプ)であるスムースコリーをビクトリア女王が連れて帰ったことにより、ラフコリーは富裕層の間で注目を集めることになります。

これによってラフコリーの交配が進められ、現在のように優雅で美しい長い毛を持つようになり、アメリカやイギリスの上流階級層に愛されるようになっていきます。

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映画「名犬ラッシー」で世界的な人気者に

さらにラフコリーは小説や映画、アニメで有名な「名犬ラッシー」のモデル犬となったことで、世界的に有名な犬種となります。

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ポイント

ラフコリーは温厚で家族思いの優しい犬種です。忠実で賢く、忍耐強い性格をしているのでしつけもスムーズに入ります。そのため、ラフコリーはとても良い家庭犬となりますが、運動量が多いため体を動かす機会を十分に作ってあげる必要があります。牧羊犬ということもあって吠え声が良く通るので、ストレスがたまってむだ吠えが増えるとトラブルの原因となります。また、ストレスが原因で消化不良を引き起こす場合もあるので気をつけましょう。毛が長いこともあって皮膚疾患に注意する必要があるので、こまめなブラッシングと定期的なシャンプーを心がけるようにしてください。他にも心臓や目の病気が比較的発症しやすいと言われているので、定期的に検診を受けさせておくと安心です。