ハリネズミの冬眠は危険?見分け方や症状、起こす方法について

冬眠と聞くとクマなどの動物が冬を越すためにとる行動の一つだと思う人もいるかもしれませんが、本来ハリネズミは冬眠しない動物なので、もししてしまった場合はそのまま起きないで死んでしまうことも多い危険な状態となります。また、症状が寝ている状態と似ているので、見分け方をしっかり把握しておかなければ手遅れになることも多いです。ここでは冬眠してしまう温度や起こし方、対策などについてご紹介します。

目次

ハリネズミは冬眠をする?

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ハリネズミは暑すぎるのも寒すぎるのも苦手な生き物です。野生の世界では熱ければ涼しい場所を求め、寒ければ暖かい場所を求めて移動することができます。しかし、飼育下では置かれたその場所の温度や湿度に耐えなくてはなりません。

季節によるメリハリは多少はあったほうがいいですが、暑すぎたり寒すぎたりしないように注意してください。もし、寒すぎる環境にハリネズミが置かれたらどのようなことが起こるのでしょうか?

温度が下がると冬眠する

ハリネズミは冬場に飼育施設内が20度を下回るとどんどんと動きが鈍くなり、身体が冷えて冬眠をしてしまいます。そして、丸まった状態のまま動かなくなります。

本来、野生のヨツユビハリネズミは冬眠をしません。飼育下のハリネズミの冬眠は仮死状態であり、命に関わる大変危険な状態なので冬眠させないように気を付けなければなりません。冬眠にはなにもメリットがないので、しないように温度や湿度をしっかりと管理することが大切です。

症状や見分け方について

一体どのような症状や見た目から分かる様子の変化が起こるのでしょうか?きちんと見分けて早急に対処できるように知識を付けておきましょう。

丸まったまま動かない

冬眠をしてしまったときに起こる症状として最も多いのが、身体を丸まらせたまま動かないという状態です。
身体を丸めたまま動かない=冬眠と断定できるわけではなく、身体の調子が悪かったり身体が痛くて動けない場合にも丸まって動けないということがあるので、丸まったまま動かないというだけでは冬眠だと判断できません。

飼育施設が適温ではなく、明らかに寒い場合には冬眠の可能性が高いので、その状況をよく確認してから判断をするようにしましょう。

体が冷たくなる

冬眠の症状として身体を丸まらせると述べましたが、冬眠の場合は同時に手足やお腹が冷え切ってしまっています。身体が冷えていて動かない場合には冬眠の可能性が非常に高いので、焦って急激に温めようとせずにゆっくりと徐々に体温を上げていきましょう。

死んでいないかどうかを見分ける方法

冬眠状態に入っている場合は、全く動かず静かな状態なので死んでしまったのではないかと思ってしまうこともあるかと思います。
冬眠をしているのか死んでしまっているのかを見分けるには、まずは呼吸の確認をしてください。

冬眠をしている場合でも、浅いながらも息をしているので確認しなければいけません。また、生きていれば皮膚は柔らかいままです。呼吸の確認をしたらゆっくりとペットヒーターや毛布で温めてあげましょう。

温めてあげているうちに冬眠の場合はゆっくりと手足がぴくぴく動いてくるでしょう。ぴくぴくと動いてきたら、引き続き徐々に温めていきます。もし少しも動かずに静かな場合は死んでしまっている可能性が高いです。

冬眠と死亡の見極めは非常に困難なので、冬眠の疑いがある場合には温め、すぐに動物病院に連れて行ってあげることが大切です。

対策や起きない場合の起こす方法について

ハリネズミは寒すぎると冬眠状態に陥り大変危険です。冬場の温度管理には十分に注意してください。もし冬眠してしまったらどのように対処したらいいかのか分からないという飼い主さんも多いかと思います。

ここでは、寒さの対策や冬眠してしまったときにどのようにして対処すればいいのかという方法をご紹介していきます。

寒さ対策を行う

冬眠させないために、まずはきちんと寒さ対策を行いましょう。飼育施設の置場には注意をしましょう。窓際は、昼間は暖かくて快適ですが夜間は急激に冷え込んでしまいます。ケージで飼っている場合には、保湿性の高い衣装ケースや水槽に引っ越すというのも一つの手です。

飼育施設の設置場所に注意するだけではなく、飼育施設内の寝床の中にフリースの布を入れたり寝袋を入れてあげるのもいいでしょう。入れてあげておくと、ハリネズミが寒いと感じたときに入ることができます。健康な個体も寒さ対策はきちんとしてあげなくてはいけませんが、幼い個体や高齢の個体、妊娠中や子育て中、病気がちの個体には特に注意をして必ず暖かくしてあげてください。

寝袋や布団の作り方については次の記事を参考にしてください。

ハリネズミの寝袋や布団を手作りしてみよう!作り方について|HANEY [ハニー]
ハリネズミはモグラの仲間というだけあって、何かの中に潜る習性を持っています。そのため、ケージの中に寝床として寝袋や布団を用意してあげると喜んでくれます。市販でも売られているので、ネットショップやペットショップなどで購入することもできますが、飼い主さんが手作りしてあげることもできます。ここではハリネズミの寝袋や布団の作り方についてご紹介します。

体を温める

暖める場合には、エアコンやオイルヒーターを使うのが安心です。特に寒いときにはそれに加えてペットヒーターや保温灯を使います。
飼育施設や寝床の下にペットヒーターを置く場合は、一部が暖かくなるようにし、暖かい場所とそうではない場所を作ってあげてください。

また、エアコンを使っていても暖かい空気は上昇するので、ハリネズミの飼育施設は暖かくないことがあります。扇風機を使って循環させるようにしましょう。

温め方や起こし方については次の記事を参考にしてください。

ハリネズミが冬眠してしまった。。命に関わる温め方について|HANEY [ハニー]
ハリネズミは寒さにとても弱い生き物なので、特に寒い時期の飼育環境の温度管理には十分に注意しなくてはいけません。ハリネズミは20度以下で冬眠をしてしまいます。もし、冬眠してしまった場合には、十分に温めて冬眠から目を覚ましてあげましょう。温める際には、急激に温めることはせずに、徐々にゆっくりと温めていくことが大切です。この記事では、冬眠してしまったハリネズミの温め方についてご紹介します。
ハリネズミを起こす方法!冬眠の場合は特に注意しよう|HANEY [ハニー]
ハリネズミは寒い冬に冬眠してしまうことがあります。もし冬眠してしまった際の起こし方として、まずはゆっくりと飼い主さんの肌のぬくもりや布を使って温めましょう。起こす際に、急激に温めるということはやめてください。ハリネズミの身体に大きな負担となってしまいます。また、冬眠している姿が寝ている姿にも見えるので、判断する際には個体に触れてみましょう。反応がない場合には冬眠している可能性が高いです。

急激に温めないように注意しよう

もし冬眠をしてしまった場合には、急激に温めないように注意をします。ゆっくりと体温を上げていきましょう。ドライヤーのような温度が急激に上がる道具を使用してはいけません。体温が緩やかに上昇していくように、ペットヒーターの上に床材やフリースの布を敷き、身体を暖めていきます。

暖めていき、身体が少しずつ動くようになってきたらはちみつを多めに水に入れて溶き、スポイトで少量ずつ飲ませます。その後、内臓に重大な負担がかかっている可能性があるので、直ぐに動物病院に連れて行き診察を受けましょう。

ポイント

ヨツユビハリネズミは冬眠をする生き物ではないのですが、寒すぎると冬眠をしてしまうことがあります。飼育施設が20度を下回ると冬眠してしまう可能性が非常に高くなるので、温度管理はとても大切です。冬眠させないためにも、日ごろからエアコンやペットヒーターなどを使用して部屋を適温に保ちましょう。もし、冬眠をしてしまった場合は急激に温めるということをしてはいけません。徐々にゆっくりと温めてあげましょう。身体が少しずつ動いてきたら、はちみつを溶かした水を、シリンダーやスポイトなどで少量ずつ与えます。その後、すぐに動物病院に連れて行って診察を受けましょう。冬眠は命の危険性を伴う大変危険な状態なので、冬眠させない環境を作ってあげることが大切です。

ハリネズミの適温はどれぐらい?夏や冬の適正湿度にも注意しよう!|HANEY [ハニー]
ハリネズミは暑さや寒さに弱い動物なので、夏や冬など気温の変化が激しい季節にはしっかりと適温管理を行わなければいけません。基本的な適温は26度前後、適正湿度は40〜60%だと言われています。ハリネズミは暑すぎると夏眠、寒すぎると冬眠というそのまま死んでしまうことの多い状態に陥ることもあるので、温度管理はグッズやエアコンなどを使って徹底しましょう。ここではハリネズミの適温についてご紹介します。