ハリネズミのダニ症って?病院での治療法や薬の種類、予防法について

ハリネズミは小動物の中では病気になりにくいと言われていますが、ダニ症には比較的なりやすいと言われています。発症すると病院で薬をもらって治療をしても、なかなか治らないのでお風呂などで予防しておかなければいけません。薬にはいくつか種類があり、中でもスプレータイプのものがおすすめです。また、ダニは人間にも感染することがあるので、飼い主さんも注意しなければいけません。ダニ症について見ていきましょう。

目次

ハリネズミのダニ症に注意しよう

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ハリネズミに非常に多くみられる皮膚の病気として有名なのがヒゼンダニによる「ダニ症」です。皮膚にトンネルを掘って住みつき寄生します。主な感染経路は繁殖施設やペットショップなどで他のハリネズミから感染すると考えられます。

ダニ症の種類や症状

ダニ症の症状は激しく痒がる他、かさぶたのようなフケが見られるようになります。また、針が抜け落ちるということもあります。
症状の進行度によっては元気がなくなり、食欲不振に陥ることもあります。ヒゼンダニだけではなく、耳に住みつくキュウセンダニによるダニ症や細菌性皮膚炎、真菌症などもあります。

治療では薬でダニを除去する必要がある

ダニを除去するための治療には、薬が必要になります。ダニ症は自然治癒で治すことはできないので、治療薬として駆除剤(イベルメクチン)の注射やセラメクチンなどを滴下することで駆除します。

すでに産み落とされた虫卵には効果がないため、卵が孵った頃を見計らって(7~14日間隔)、3~5回繰り返し投薬することでしっかりと治療できるとされています。治療とともに飼育施設や飼育グッズを流水で十分に洗浄、熱湯消毒(50度以上)し、床材を全て交換して衛生的な環境を作りましょう。

スプレータイプの薬もある

ダニを除去するための治療薬には、注射だけでなくスプレータイプのものもあります。スプレータイプのものは背中に1プッシュして使用します。

スプレータイプのものにもアルコール成分が含まれているので、屋外かつ風通しの良い場所で使うようにしましょう。完全に除去するまでには2~3ヶ月かかると言われていますが、完全除去を目指すには手軽でいい方法です。

予防にはお風呂が有効な場合も

ハリネズミのダニ症の予防として、お風呂が有効という説もあります。水に入るという習性のないハリネズミですが、お風呂はダニ症の予防に効果的なのでしょうか?また、お風呂にはどのように入れ、どのくらいの頻度で行えばいいのでしょうか?

ストレスに注意

ダニ症の予防にはお風呂がいいとご紹介しましたが、お風呂に入れすぎるとハリネズミにストレスを与えてしまう可能性が高いです。お風呂が好きという個体は多くないので、入れるのに苦労することも多いでしょう。

なるべくストレスのかからないように手早く入れてあげてください。身体を洗う際は、シャンプーなどは使わないようにし、顔にかからないように優しくお湯をかけて洗ってあげてください。

お風呂については次の記事を参考にしてください。

ハリネズミのお風呂の入れ方!頻度や必要性などについて|HANEY [ハニー]
ケージの中でハリネズミを飼育していると、回し車で遊びながらしたうんちや餌などによって体が汚れてしまうことが多いです。そのためお風呂に入れて洗ってあげたいと思う飼い主さんも多いのではないでしょうか?しかし、いざ入れるとなると、頻度や必要性、いつから入れていいのかなどについて気になりますよね。ここではハリネズミのお風呂について歯ブラシやオリーブオイルを使うなどの豆知識と一緒にご紹介します。

病院へ連れて行く

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上記に記載したダニ症による症状が現れ改善が見られないようであれば、すぐに動物病院へ連れて行ってあげてください。また、普段から定期的に動物病院で健康診断を受けさせておくと早期発見にもつながります。

ヒゼンダニなどがいないかどうかを調べてもらうことも大切ですし、健康な時の状態を先生に知っておいてもらえば、いざというときの診断や治療に役立つことも多いものです。ハリネズミが健康に過ごしていても、少なくとも年に1度、高齢になってきたら半年に1度くらいは健康診断を受けておくと安心です。

人間にも感染することがある

ハリネズミを飼っていると、同じ空間で過ごすことになるので、人獣共通感染症の場合はどちらか一方が感染してしまうと相手にも感染してしまうということがあります。人とハリネズミは異なる生き物だからといって油断をしてはいけません。

こちらの記事で紹介しているダニ症も人間に感染することがあります。また逆に、人間からハリネズミに感染してしまうというケースもあります。ダニはどこにでも発生するので、ハリネズミの環境だけではなく飼い主さんの環境もしっかりと清潔にし、ダニに関わらないように気を付けることが大切です。

ポイント

ハリネズミの数ある病気の中で、最も発症しやすいと言われているのがヒゼンダニによるダニ症です。ダニ症になると元気がなくなり、痒がる姿が見られるようになります。また、症状が進行すると針が抜け落ちるという症状も出ることがあります。ダニ症は自然治癒できない病気なので、病院に行って薬を投与して治療を行わないといけません。ダニ症にならないためにも、普段から清潔に保つ、時々お風呂にいれるなどの対策を取りましょう。ハリネズミの周りだけを清潔に保つのではなく、私たち人間の身の回りを清潔に保つことも大切です。お互いにダニに関わらないように、こまめな掃除をしっかりと行いましょう。