ハリネズミを繁殖させたい?適した時期や年齢、色の関係や何匹生まれるかについて

ハリネズミを飼っている人の中には、孫の顔が見たいという方もいるのではないでしょうか?その場合はペアで繁殖させる必要がありますが、適した時期や年齢などを誤ると子食いや育児放棄につながることもあるので注意が必要です。ここではハリネズミの繁殖方法や何匹生まれるのか、注意点や色の関係性、日本で繁殖している外来種についてご紹介します。

目次

ハリネズミの繁殖方法について

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ハリネズミを繁殖させるにあたって、一連の流れがあります。ハリネズミはどのように繁殖させればいいのでしょうか?

まずはお見合いをさせる

繁殖させるにあたって、まずはお見合いから始めます。オスとメスの飼育施設を隣同士に置いたり、においのついた床材を交換するなどして、お互いの存在を十分に理解させた後に会わせてみます。

タイミングが良ければすぐに交尾に至るので、その後でオスとメスを別々にします。激しいケンカになるようなら一旦分けて、また別の機会を設けるようにしてください。

一緒のケージに入れる

激しいケンカにならないようなら、オスとメスを毎晩会わせるか、短い期間一緒のケージに入れて飼育します。メスの発情とタイミングを合わせ、交尾を確実なものにしなくてはなりませんが、同居のストレスを避ける必要もあります。

よく行われているのは、4~5日間一緒にし、4日別々にし、また4~5日間一緒にするという方法です。ケージも別に用意した飼育施設に入れる方法と、どちらかが普段から暮らしている飼育施設に入れる方法があります。オスを不慣れな場所に置くことを避けるために、オスのところにメスを入れる方法がよく選ばれています。

交尾が始まる

一緒にするとオスはメスの周りを匂いを嗅いだりピーピーという小鳥のような鳴き声を発しながら回り続けます。
メスは針を立てたり、フッフッと鳴いて威嚇をして嫌がりますが、オスはなおもしつこくメスの匂いを嗅いで回りメスが移動しても食い下がります。

メスは半ば丸まってオスを拒絶することがありますが、受け入れようとする場合は背中を弓なりにするロードシス姿勢をとり交尾を許します。オスはメスの背中に噛みついて身体を支え、交尾に至ります。交尾行動は4分前後、続くことが多いようです。

妊娠を確認する

妊娠したかどうかは、体重の増加と妊娠後期になってくると乳首がはっきりしてくることで分かります。体重は2、3週のうちに50gくらいかそれ以上増加します。個体差があるので、なかにはほとんど増えない個体や、反対に200gくらい増える個体もいます。また、寝床に巣材を集める行動も見られるようになります。

繁殖させるときの注意点

繁殖させるときにはいくつかの注意点があります。どういった点に注意して繁殖を行えばいいのでしょうか?

血縁を考慮する

近親交配は品種の作出など特別な場合に行われるものです。プロのブリーダーでもない限り、近親交配は行わないようにしてください。また、遺伝子疾患のある個体も使わないでください。

その個体が健康だとしても、血縁関係のあるハリネズミに遺伝性と思われる病気がある場合は、その個体も病気の遺伝子を持っている可能性があるので繁殖させないほうが安心です。

健康面を考慮する

妊娠、子育てにはかなりの体力を使うものです。病気がちな個体、痩せすぎ・太りすぎの個体は繁殖に適していません。健康な個体を繁殖を使うようにしてください。また、迎えたばかりの個体は検疫と健康チェックを済ませてから行うようにすると安心です。

適した性格の子を選ぶ

人に慣れていて、おおらかな性格の個体が繁殖に適しています。神経質な性格をしたハリネズミの子供はやはり神経質な子になることが多いです。遺伝だけではなく、いつも母親がビクビクしながら子育てをしていることで、子どもが神経質になることも多いです。

育児放棄や子食いに注意しよう

どんな性質であれ、むやみに子育ての邪魔をしてはいけませんが、子育て中にちょっとしたことに驚いて育児放棄や子食いをするなど、神経質な母親には必要以上に気をつかわなくてはならない場合があります。

子育て中はあまり構わず、必要最低限のお世話だけをするようにしましょう。

適した時期や年齢について

実際に繁殖させるときは、生後6ヶ月を過ぎてからにしてください。なお、オスはもっと早く性成熟に達することもあり、生後5週で妊娠させることができたというデータもあります。性成熟の目安はオス6ヶ月~8ヶ月、メス2ヶ月~6ヶ月です。性成熟してすぐに繁殖を行うと、育児放棄や子食いの原因となってしまいます。

年齢がある程度過ぎたら繁殖させない

高齢のハリネズミの出産は、ハリネズミの身体に大きな負担となってしまいます。年齢が2~3歳を過ぎたら繁殖させることはやめておいたほうがいいです。飼っているハリネズミが健康に快適に過ごしていけるためにも、無理な繁殖はやめましょう。

一回の繁殖で何匹生まれる?

ハリネズミは一回の出産で、平均3~4匹の赤ちゃんを産みます。これは平均的な数値なので、1匹だけしか生まないこともあれば多いときは7匹、あるいは11匹以上生まれるというデータもあります。

生まれてくる毛色の種類について

ハリネズミのカラーの種類は92種類あると言われています。繁殖を行う場合、親ハリネズミのカラーによって赤ちゃんがどのようなカラーになるか気になるという方も多いかと思います。

カラーを正確に確実に予想するためには、8世代までさかのぼる必要がありますが、遺伝の基本的な仕組みを理解すれば、赤ちゃんのカラーをある程度予測することができるようになります。

ハリネズミのカラーについては次の記事を参考にしてください。

ハリネズミのカラーの種類や値段について|HANEY [ハニー]
ハリネズミには約91〜92種類以上の毛色があると言われています。どのカラーの子が生まれてくるのかには遺伝が関係しているため、自然にアルビノなどが生まれることもありますが、専門のブリーダーが親の組み合わせを考えて作っていることが多いです。たくさんいる種類の中でも特にシナモンやパイドが人気となっており、希少性が高い分値段も高くなります。ここではカラーごとの特徴や違い、種類や値段についてご紹介します。

日本で外来種が繁殖している

現在、伊豆で野生化したハリネズミが問題になっていることはご存知でしょうか?もともとハリネズミは外来種の生き物で、現在日本で飼育することを認められているのはヨツユビハリネズミとその仲間の一部です。
しかし、日本の伊豆地方で多く見られる野生の個体は、特定外来生物に指定されているアムールハリネズミというもので日本では飼育が認められていない種類です。

寒すぎるのも暑すぎるのも苦手な生き物ですが伊豆は年間を通して温暖な気候のため、捨てられて野生化した個体が野生下で繁殖して増えていったり、逃げ出した個体が野生化して暮らしています。外来種の生き物が生活をすることにより、生態系が乱れてほかの生き物に悪影響を与えてしまうということが問題になっています。

アムールハリネズミや特定外来生物については次の記事を参考にしてください。

アムールハリネズミはペットとして飼える?伊豆で問題になってるって本当?|HANEY [ハニー]
テレビなどに取り上げられたことで有名になったアムールハリネズミは、特定外来生物に指定されているためペットとして飼育することができません。別名ではマンシュウハリネズミとも呼ばれ、静岡県の伊豆では独自に繁殖していることが確認されています。増えることで在来種に影響を与える可能性があるので、駆除や処分の対象にもなっています。許可を出さずに飼育した場合は罰金や懲役などの処罰が下されるので注意しましょう。
特定外来生物って?指定されても許可を取ればペットとして飼育できる?|HANEY [ハニー]
カミツキガメやミドリガメが環境問題になったことでテレビなどにも取り上げられ、それによって知った人も多いのではないでしょうか?様々な動物や植物が指定されており、中には最近までペットとして多く飼われていた種類もいます。そのため、自分がペットとして飼っている時に指定されてしまった場合は申請をして許可を取らなければいけません。ここでは、指定されている種類や飼育可能かどうかをご紹介します。

ポイント

ハリネズミの繁殖を行う際には一連の流れがあります。繁殖をさせる前にまずはオスとメスでお見合いをさせ、そこで激しいケンカにならないようであれば一緒の飼育施設に入れ、交尾へと繋げます。繁殖させる個体は健康な個体にしましょう。身体の弱い子や、太りすぎの子などは繁殖に適していないと言えます。また、神経質な子も繁殖には向いていないと言えるでしょう。元気なハリネズミを産んでもらうためにも、繁殖前に注意する点をしっかりと踏まえた上で繁殖を行ってください。