ハリネズミの呼吸が荒い?呼吸器疾患や症状、数について

ハリネズミは呼吸器疾患に陥りやすい生き物です。呼吸器疾患が悪化すると呼吸困難になり、最悪の場合命を落としてしまうこともあります。そのため、咳や鼻水、くしゃみなどといった症状にも気を配るようにしましょう。また、呼吸数が浅い状態であったり呼吸の仕方が口呼吸、呼吸をする際に音が鳴る場合は、何かしらの病気にかかっている可能性があります。このような症状が見られたら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

目次

ハリネズミがかかる呼吸器疾患について

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ハリネズミは様々な病気にかかる生き物ですが、呼吸器疾患にはどのような病気があるのでしょうか?ここでは、ハリネズミがかかる可能性のある呼吸器疾患について見ていきましょう。

鼻炎

鼻炎は1歳未満の幼いハリネズミに特によく見られる呼吸器の感染症です。飼育環境の温度が低すぎる、すき間風が吹き込む、環境変化によるストレス、不衛生だったり埃っぽい環境などによって起こりやすく、免疫力が低下しているとさらに発症しやすくなります。

抗生物質を投与するほか、温度・湿度管理、衛生面の改善など飼育環境を見直します。床材などのアレルギーによって起こる可能性もあるので、針葉樹のウッドチップや細かな埃の出る床材は使わないほうがいいでしょう。

鼻炎について詳しくは次のリンクを参考にしてください。

ハリネズミの鼻炎について!鼻水や鼻づまりに注意しよう|HANEY [ハニー]
ハリネズミは呼吸器疾患になりやすいことから鼻炎にもなります。鼻炎は温度・湿度管理、衛生面、床材が主な原因となるので、きちんと適正な環境にしてあげることが大切になります。また、鼻炎が悪化すると肺炎になり、とても危険な状態となってしまいます。飼っているハリネズミをそんな苦しい状態にさせないように、日頃から健康チェックを行い、小さな異変に気づけるようにしましょう。ここではそんな鼻炎についてご紹介します。

気管支炎・肺炎

呼吸器の感染症が進行すると、気管支炎や肺炎を発症することがあります。ストレスが大きかったり免疫力が低下していると悪化しやすくなり、肺炎まで進行すると命を落とす危険も増加します。

治療法としては、抗生物質の投与やネブライザー(吸入器)で治療を行います。合わせて、温度・湿度管理、衛生面の改善など飼育環境を見直します。食欲が落ちていたり痩せてくるようなら、栄養価が高く嗜好性の高いものを与えるといいでしょう。

どんな症状が見られるようになる?

呼吸器疾患になるとどのような症状が見られるのでしょうか?放っておくと命に関わる危険性もあるので、様子がおかしいと感じたらすぐに動物病院へ連れて行くということが大切になります。どのような症状が見られるかについて見ていきましょう。

鼻水やくしゃみが出る

鼻水や頻繁なくしゃみという症状が見られた場合、鼻炎が考えられます。また、呼吸器疾患ではなく風邪という可能性もあります。このような症状が見られた場合には、まず飼育施設の温度の確認を行いましょう。温度が寒すぎたりすると風邪を引いてしまうことがあります。

鼻炎の場合には温度も大切ですが、アレルギーが原因ということもあります。そのため、温度の確認だけではなく床材の確認も行なってください。もし針葉樹のものを使っているようであれば、変えてみるなどの対策をとりましょう。長く症状が続く場合には動物病院へ行き診察を受けてください。

ハリネズミがくしゃみをするのは鼻水や風邪が原因?連発で出す場合や対策について|HANEY [ハニー]
人と同じようにハリネズミもアレルギーや風邪、ストレスなどが原因でくしゃみをすることがあります。原因によっては止まらない場合や連発する場合もあり、その場合はできるだけ早く病院で診察を受けて薬による治療を行った方が安心です。何度も連発でくしゃみが出る場合はしんどさを感じるようにハリネズミも辛さを感じてしまうので、普段からしっかり体調管理を行いましょう。ここではハリネズミのくしゃみについてご紹介します。

咳や食欲減退

咳が出る、食欲や元気がないといった症状が見られた場合には、気管支炎や肺炎が考えられます。呼吸器疾患ではなく喘息という可能性もあります。

喘息という可能性はありますが、まだハリネズミの生体については解明がされていない部分が多くあり、ハリネズミが喘息になるかどうかということは明確には分かっていません。しかし、ハリネズミは呼吸器疾患になりやすい生き物なので、喘息にもなるという説が有力です。

呼吸の仕方が口呼吸である

呼吸器疾患の可能性は、ハリネズミの呼吸の仕方で異変があるかどうかを判断することもできます。
普通は口呼吸をしないので口を閉じて呼吸を行っていますが、呼吸器疾患や身体の調子が悪い場合には全身で呼吸をしたり口呼吸をします。

日頃から飼っているハリネズミの様子をよくチェックするようにしましょう。

呼吸困難を起こすことも

呼吸器疾患が悪化すると、呼吸困難となり最悪命を落としてしまうということもあります。そのため、早期発見が大切になります。普段からよく飼っているハリネズミを観察し、呼吸の状態や風邪のような症状は出ていないかなどの確認を行いましょう。

平均的な呼吸数はどれぐらい?

ハリネズミの呼吸数は平均的な数値だと、1分間に50回程度になります。また、興奮状態であればこの倍速になります。個体差にもよりますが、あまりにも早いと感じたら何か他の病気にかかっている可能性があるので、すぐに動物病院へ行き診察を受けましょう。

呼吸が浅い

ハリネズミの呼吸が浅く速い場合には、夏眠に入っている可能性があります。夏眠といっても本質は熱中症なので、夏眠は身体への負担が大変大きく、最悪死に至ることもある恐ろしい症状の一つです。

しっかり予防する意味でも、普段から温度・湿度管理をしっかりと管理して夏眠を防ぎましょう。

夏眠について詳しくは次のリンクを参考にしてください。

ハリネズミの夏眠ってどんな状態?症状や対策方法について|HANEY [ハニー]
ハリネズミは暑いのが苦手な動物なので、温度が高くなりすぎると夏眠という危険な状態に陥ることがあります。温度が30度を超えると危険な状態だと言われており、この状態になると身体がぐったりとする、呼吸が早くなるなどの症状が見られるようになります。そのまま死んでしまうこともあるとても危険な状態なので、特に夏場はしっかりと対策をとりましょう。ここではハリネズミの夏眠についてご紹介します。

音が鳴る

呼吸をするときに音が鳴る場合には、風邪で鼻水が出てピーピーと鼻息が鳴るということが考えられます。また、アレルギー性鼻炎の場合も鼻水が出る症状が現れるので、呼吸をする際に音が鳴ることがあります。

呼吸がおかしい場合には他の病気の症状とも考えられるので、病院に連れて行き診察を受けさせましょう。

ポイント

ハリネズミは呼吸器疾患になりやすい生き物なので、鼻炎や気管支炎、進行が進むと肺炎となってしまう可能性があります。症状としては鼻水やくしゃみ、咳、食欲減退などの症状が見られることが多いので、このような症状が見られた場合には動物病院へ行き診察を受けさせると安心です。また、日頃から健康チェックをしているとハリネズミの異変に気づくことができるので、普段から観察するようにしましょう。