うさぎが威嚇する?その時の鳴き声や噛む場合の気持ちについて

他の動物と同じように、うさぎも飼い主さんに対して威嚇行動をとることがあります。飼い主さんに威嚇をする場合は、怖いと感じている、気性が荒くなっている、ケージ内の縄張りを主張しているなどの原因が考えられます。また、威嚇するのと同時に鳴き声をあげたり、噛むという行動をとることもあります。ここでは、うさぎが威嚇する場合の気持ちや理由についてご紹介します。

目次

うさぎの威嚇行動について

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どのような動物でも、威嚇行動をするかと思います。うさぎはどのような威嚇をするのでしょうか?また、どのような心理が隠されているのでしょうか?ここではうさぎの威嚇について見ていきましょう。

怖いと感じている

うさぎは臆病な一面を持っている生き物です。野生界では捕まると食べられてしまうため、逃げることや威嚇することはうさぎの本能的な行動でもあります。もし、前日までは懐いていたのに、いきなり威嚇されたという場合には、その威嚇された理由の1つとして「怖い」「嫌だ」と感じたということが挙げられます。

飼い主さんが愛情を持って抱っこしようとしたり、触ろうとしたりしても、うさぎ自身にとってはその行動が怖かったり嫌だという体験になった可能性があります。このような場合は、時間をかけてゆっくりと慣れさせることが大切になります。「この人間は嫌なことをしない」ということをうさぎが理解してくれるまで粘り強く待ちましょう。

例えばうさぎの好物を口元に持っていき、食べなかったり嫌がっていたら、無理矢理には与えないでください。
うさぎから距離を縮めてくるのを待ち、様子を見ながら少しずつ触れたり優しく声かけをしましょう。このような飼い主さんの行動が、威嚇をしなくなることにつながっていきます。

気性が荒くなっている

次に威嚇の理由として、うさぎの気が荒くなっているということが考えられます。これには、時期や季節が関係しています。
飼っているうさぎが威嚇する行動をするようになったのが大人に成長していく時期の場合は、成長するに伴って縄張りを意識するようになっているということも考えられます。

また、発情期の場合も同様に縄張り意識が強くなります。この状態は一過性のものなので、時期が過ぎると落ち着いてくるでしょう。このような場合には、うさぎが嫌がらない範囲で関わるようにし、穏やかに見守ってあげてください。

ケージを縄張りだと思っている

うさぎの小屋に手を入れた時に威嚇された、という場合は「縄張りに入られた」と思っている可能性があります。
また、そのようなことを思っていなくても、思わぬ位置からいきなり手が視界に入ったことでびっくりしたという可能性もあります。飼い主さんに対して、このような場面での威嚇やマウンティング行動が続く場合には、うさぎが飼い主さんを見下しているということが考えられます。

飼っているうさぎとの信頼関係を築いていく上で、上下関係を教えるということはとても大切なことです。
うさぎが威嚇をしてきたら、ダメなことだとしっかり叱り、言い聞かせましょう。この時、叩いたり怖がらせる必要はありません。怖がらせてしまうと、うさぎは飼い主さんを怖がりさらに威嚇してしまうでしょう。

もし、抱っこすることが可能であれば、うさぎの頭に飼い主さんの顎を乗せてみてください。これは、上下関係を教えるのに有効だと考えられています。抱っこすることが難しいようであれば、様子を見て寄り添って、飼い主さんの匂いを覚えさせます。うさぎの行うマーキングを、飼い主さんからもしてあげてください。

噛む時にはどんな気持ちが隠れている?

うさぎは威嚇する際に噛むことがあります。噛むという行為には様々な意味が含まれていますが、威嚇するときに噛む心理とはどのような意味がこもっているのでしょうか。

噛む理由として、様々なことが考えられます。この噛むという行動は、威嚇ではない場合もあります。
例えば、かじることが遊びになっているは、飼い主さんの手をかじったとしても甘噛みでしょう。そして、何か辺りの匂いを嗅いだ後に、飼い主さんの手の匂いも嗅ぎ、甘噛みをした際は、確認をしている可能性があります。

それか、飼い主さんの手からいい匂いがしたのかもしれません。これらの場合も強く噛んだ時は「だめ」ということをはっきりと伝えましょう。また、強く噛んできた場合は、うさぎが怒った気持ちを表しているとも考えられます。

飼っているうさぎが噛んだ場合には、理由をしっかり考えてみましょう。噛み付きとはまた違いますが、足をダンダン鳴らす行動も不満や怒っている気持ちを意味していることがあります。これは本来、仲間に危険を知らせる行動でもあるので、何に反応しているのか観察しながら言葉をかけてあげましょう。

足ダンについて詳しくは次のリンクを参考にしてください。

うさぎの足ダン(スタンピング)って?原因しつけ方について|HANEY [ハニー]
うさぎは足踏みのように地面をダンダンと鳴らすスタンピング(足ダン)と呼ばれる行動をとることがあります。これは本来仲間に危険を知らせる行動なので、しつけで改善することは難しいですが、ペットの場合は不満やストレスを伝えている可能性があるので、無視が効果的だとも言われています。スタンピングをしない子もいますが、中には病気などの原因で急にする子もいます。ここではうさぎの足ダンについてご紹介します。

鳴き声で気持ちを伝えている

うさぎは威嚇をする際に、鳴き声も一緒にあげて気持ちを伝えることがあります。威嚇する際にはどのような鳴き声をあげるのでしょうか。

「キーキー」と鳴く

うさぎは恐怖や苦痛を感じると、「キーキー」という高い鳴き声をあげます。生命の危機のような、とても強いストレスを感じていると考えられます。
威嚇している際にも聞かれる鳴き声になります。また、何か体に異変が起き、痛さから鳴いている場合もあるので様子をよく見て行動してください。

「ブゥブゥ」と鳴く

うさぎは威嚇をする際に、険しい表情で「ブゥブゥ」、「ブブブ」と鳴き声をあげることがあります。これは不機嫌のサインです。
不機嫌が最高潮に達すると噛んできます。鋭い前歯で噛まれると出血してしまうため、このような行動が見られた場合には一旦放っておきましょう。

ポイント

うさぎも他の生き物と同じように、威嚇することがあります。威嚇する理由として、怖いと感じていたり縄張りに侵入された、気性が荒くなっている時期ということが挙げられます。もし、怖いと感じさせているのであれば、時間をかけて徐々に慣らしていく必要があります。

根気強く、怖い存在ではないということを教えてあげましょう。また、縄張りを主張する威嚇が長期間続くようであれば、それは飼い主さんを下に見ている可能性があります。上下関係をしっかりとすることはとても大切なことなので、うさぎの頭に飼い主さんの顎を乗せるなどきちんとどちらが上の立場なのかを教えてあげてください。