うさぎの強制給餌のやり方!作り方や量、与える餌や注意点について

うさぎの強制給餌の流動食の作り方は、水や青汁、ペレットをミキサーで混ぜ、シリンジに入れて飲ませます。水分を多く摂取すると下痢になってしまうことがあるので、下痢をした際には水分量の調節をしてみましょう。量としては体重の3%が目安となります。与える際に嫌がる場合にはジュースやごく少量のおやつを与えるといいでしょう。この記事では、そんなうさぎの強制給餌のやり方や量、作り方などについてご紹介します。

目次

うさぎの強制給餌について

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うさぎは胃腸の中に食べ物がある状態でないとダメなので、何時間も食べずにいると死んでしまう可能性があります。
私たち人間は、丸1日何も食べないで暮らしていても、食べないというだけで死ぬことはありません。

しかし、うさぎにとって丸1日何も食べないでいるということは、命取りとなります。そのため、うさぎの食欲が落ちたなと思ったら、強制給餌などの方法ですぐに対処しなければいけません。

強制給餌って何?

強制給餌とは、その名の通り強制的に食事の摂取を行わせる行為になります。飼っているペットが食事をとれなくなった場合に、飼い主さんが行ってあげます。

強制給餌には様々な注意点があるので、それらに気を付けて行うことが大切です。

まずはぬいぐるみで練習しよう

実際に強制給餌を行う際は、うさぎ本体でいきなり行うのではなく、ぬいぐるみなどで何度か練習してからにしましょう。うさぎの態勢ややり方を理解するために、ぬいぐるみでの練習はとても有効的です。

どのようにして行ったらいいの?

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うさぎは体調不良になるとどんどん餌を食べなくなります。特に胃拡張を発症している場合は強制的にでも食べさせてあげて、便を出す方向に持っていかなければいけません。そのため、強制給餌を飼い主さんが行ってあげなければいけませんが、むやみにするととても危険です。

強制給餌はどのようにして行えばいいのでしょうか?ここでは強制給餌のやり方についてご紹介します。

①準備をしよう

・バスタオル1枚
・強制給餌用の餌
・ティッシュまたはキッチンタオル
・10cc〜60cc程のシリンジ 3本程度(60ccなら1本で良い)

10ccだと、シリンジの先が短いことからうまく口の奥に押し込めない場合があります。その際は、60ccくらいの大きいシリンジを使用すると上手くいきます。

以下は必須ではありませんが、獣医に禁じられていなければ、用意しておくと便利です。
・おやつ(果物ごく少量)
・ジュース、1cc程度のシリンジに入れておく

②強制給餌を行う場所を確保しよう

強制給餌をする際は地べたで行わないようにしましょう。床が近いと、うさぎが逃げ出してしまう可能性があります。
高さが人の腰くらいの場所で行うと、うさぎは警戒してそう簡単には逃げ出さなくなるので、椅子に座って行うといいでしょう。

また最初に、強制給餌する餌、タオル、ご機嫌とり用のおやつなどを、手の届く場所に揃えておくことも重要です。

③うさぎを強制給餌の体勢にしよう

抱く際は、バスタオルを広げて奥の横辺の縁にうさぎの喉がくるように、うさぎのお尻を手前にして置きます。
この時、うさぎの手足は縮めさせておきましょう。そして、うさぎが逃げ出さないように頭を左手で抑えます。

すぐに飼い主さんが身体でのしかかり、腰が跳ね上がらないようにしてください。2人いる場合は、1人が両手で固定すれば大丈夫です。
その間に、急いで右手で右側のバスタオルを強くうさぎの右側面に巻きつけます。この際に耳は巻き込まないように注意してください。

巻きつけたら、首の右側の辺りで右手でタオルを引っ張りながら、首の後ろを抑えます。それから素早く左手を外し、左側のタオルを引っ張り上げ、首と胸まわりを強く締めます。右手の親指と人差し指で、緩みがないように左右のタオルの交差する場所を抑えます。

ここまでできたら、左手で左右のタオルをお腹からお尻の方まで巻き込みます。足がたたまれて、伸ばす隙間がないようにタオルが巻かれているということを確認してください。足が自由に動けてしまうと、暴れて骨折をする危険があります。

しっかりと巻ければ、そこまで強く首を締めなくても逃げ出すことができない状態になります。左手で下から胸を支え、飼い主さんの身体と左腕の間に、簀巻きのうさぎを挟むようにして固定します。

うさぎの後ろ足は机についたままで大丈夫です。この形で固定できたら、首の後ろでタオルを抑えていた右手を離してください。これで強制給餌の体勢が完成になります。

④シリンジを使って強制給餌を行おう

次はシリンジで強制給餌を行います。大体30~40度くらい、うさぎの胸を持ち上げる感じにします。
これで斜めに立っているような状態になります。

シリンジの先は、前から突っ込むのではなく口の横から入れましょう。前歯と奥歯の間には隙間があるので、そこに差し込みます。
入れる際には遠慮せず、シリンジの先が全部口に入るくらいしっかり入れて行いましょう。もし、強制給餌を嫌がる場合には、用意したジュースなどを与えます。

嫌がる場合はどうすればいい?

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強制給餌を嫌がってしまううさぎも少なくないかと思います。暴れたり顔をプイッと逸らして拒否する姿が見られた場合には、どのようにして強制給餌をすればいいのでしょうか。

ここでは嫌がる場合の対処法についてご紹介します。

ジュースやおやつが効果的

うさぎが飲み込むのをやめてしまったときは、準備したジュースやおやつなどが役に立つことがあります。
嫌がっていても、その後すぐにジュースのシリンジを押し込んで少し口の中に入れると、いきなり咀嚼を始めて飲み込むことがあります。

また、バナナの匂いを嗅いだだけで飲むようになる個体もいます。獣医さんによっては、体調不良の際に果物など甘いものを与えてはダメ、と言う人もいるかと思います。

本当に果糖がダメな個体もいるので、原則獣医に従わなければいけませんが、甘いものは絶対駄目だからといってうさぎが飲み込んでくれない際には、多少ごまかしてでもお腹にフードを入れるこが大切という場合もあります。詳しくはお医者さんに相談してみましょう。

暴れる場合には2人で行うといい

強制給餌は、1人で行うよりも2人で行った方が簡単にできます。うさぎは意外と蹴る力が強いので、慣れていない場合1人で抑えながら食べさすことは少々大変でしょう。

そのため、もしその場に2人いるようであれば、1人が抑えてもう1人が食べさせるといった役割分担ができるのでおすすめです。

ペレットと水を混ぜたものをシリンジに入れて与えよう

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強制給餌を初めて行う場合、何を混ぜて何で与えたらいいか分からないという人もいるかと思います。
栄養面を気にすることは大切なことですが、まずは飼っているうさぎの好物や食べてくれるものを与えましょう。

うさぎの胃の中に食べ物を入れるということがとても重要になります。ここでは、そんな強制給餌をする際に与えるものの作り方についてご紹介します。

①準備するもの

・ペレットや野菜、果物など、飼っているうさぎが好んで食べるもの
・シリンジ(2〜3本)
・水
・ミキサーやブレンダー

②作り方

まずは、用意したペレットや果物などの餌をミキサーで細かくします。次に、細かくしたものと水を混ぜます。
この時、ドロドロになるくらいに混ぜてあげてください。

ドロドロになったら、シリンジに入れて完成です。硬すぎたり粉っぽいとシリンジに詰まってしまうので、水をしっかりと入れて混ぜてください。

青汁を与えることもできる

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うさぎに強制給餌をする際は、流動食に上記のペレットと水などを混ぜただけのものではなく、青汁や野菜ジュースも与えることができます。

青汁を与える際に注意すること

青汁を与えることもできますが、与える場合には注意しなければならないことがあります。その注意するべきことが糖分です。

うさぎの腸内細菌のバランスが良くない場合、糖分を含むものを与えると、悪玉菌にエネルギーを与えてしまい悪影響を及ぼしてしまうことがあるからです。そのため、青汁を与える際には糖質の含まれていないものを選びましょう。

どのくらいの量を与えればいい?

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強制給餌はうさぎが何も食べなくなってしまったときに行いますが、量はどの程度与えたらいいのでしょうか?
与える量が分からず、うさぎが嫌がったらやめるなど自己判断で量を決めている人もいるかと思います。

ここでは、うさぎに強制給餌が必要になった際の与える量についてご紹介します。

目安は飼っているうさぎの体重の3%

1日にペレットを与える量としては、うさぎの体重の3%が目安になります。
1kg→30g
1.5kg→45g
などといった量を与えましょう。

与える際には1度に一気に与えるのではなく、これらの量を朝と夜に分けて与えます。

1回の強制給餌で与える量は?

1回の強制給餌で与える量は、5〜15gほどとなります。この量はあくまでも目安なので、その個体の体調によって調節してください。
ペレットを水でふやかしたものを与えるので、身体が小さいうさぎの場合は1度にたくさん食べることができません。

水を含むものを与えすぎると下痢になることも

うさぎに水分を与えすぎると下痢をしてしまう可能性が高くなります。強制給餌は水でペレットなどの餌をミキサーで混ぜて与えるため、水を通常より多く与えることになります。このことから、下痢をする可能性があるので、下痢が見られた場合には水分量に注意してみましょう。

ポイント

うさぎの強制給餌は、はじめは難しいかと思いますが、やっていくうちに慣れてくるのであまり気を張らなくて大丈夫です。青汁やペレット、野菜、果物など様々なものを与えることができます。

シリンジに入れて与えられるくらいにドロドロにして与えるようにしてください。シリンジをうさぎの口の中に入れる際には、躊躇せずにがっつり入れて大丈夫です。飼い主さんの手によってうさぎの生死が変わるので、丁寧にしっかりと行ってあげてください。