ハリネズミはリンパ腫ができやすい?症状や原因、治療法について

ハリネズミは腫瘍ができやすい生き物なので、飼い主さんは日頃から健康チェックを行い、腫れや異変がないか観察して早期発見をしてあげることがとても大切になります。中でもリンパ腫は身体の全体にできる可能性があり、命の危険性を脅かす大変危険な病気です。飼っているハリネズミに健康的に長生きしてもらうためにも、普段から観察を怠らないようにしましょう。この記事では、ハリネズミのリンパ腫についてご紹介します。

目次

ハリネズミのリンパ腫について

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ハリネズミは、数ある病気の中でも腫瘍が発生しやすい生き物だと言われています。腫瘍は高齢になるほど発生しやすいので、年をとっているハリネズミは十分に気を付けなければいけません。

ここでは、そんな腫瘍の中でも「リンパ腫」についてご紹介します。

リンパ腫とは

「リンパ腫」とは、血液癌の一つで、白血球中のリンパ球が癌となったものです。この癌が発生する部分は、大きく分けると「リンパ系組織」と「リンパ外臓器(節外臓器)」の2つになります。

リンパ系組織は、細菌やウイルスといった病原体を除いたり、免疫機能を役割とする組織や臓器で、リンパ節や胸部付近にある胸腺、脾臓、扁桃などを指します。

リンパ外臓器は、骨髄や肺などといった臓器になります。リンパ系の組織や臓器は全身にあるので、リンパ腫は身体全体の部分で発生する可能性があります。

どのような症状が出るの?

体表近くの場合は、しこりや腫れで気付くことが多いでしょう。また、腫瘍のある場所の針が抜け落ちたり、皮膚に炎症が見られることもあります。

他にも、体重が減る、食欲がない、元気がない、下痢、呼吸困難、腹水などが見られる場合もあります。

治療や予防方法について

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腫瘍は命を脅かす危険性の高い病気ですが、リンパ腫の治療とはどのようにして行われるのでしょうか。
また、予防する方法はあるのでしょうか。

どんな治療が行われるの?

治療は、腫瘍の種類や発生場所、進行度合い、個体の全身状態によって様々です。状況によっては摘出手術によって治すことも可能です。
また、ハリネズミではあまり行われていませんが、抗がん剤などの化学療法も用いられることがあります。

個体の状況や飼い主さんの希望によっては、積極的な治療はせずに起こる症状を和らげる治療に止め、生活の質を上げることを優先する場合もあります。
治療方法やリスク、今後の症状についての見通しなどについて病院の先生と良く相談して決めましょう。

どうやって予防すればいいの?

「こうすれば腫瘍やリンパ腫にならない」という方法はありませんが、適切な飼育と日頃の健康チェックを行うとともに、定期的な健康診断を受けて早期発見に努めましょう。早期発見してあげることで、命を救える可能性が十分に上がります。

ポイント

リンパ腫は身体全体で発生する可能性があり、命の危険性のある非常に危険な病気になります。予防方法はないので、日頃から個体の健康チェックをすることで早期発見に努めましょう。リンパ腫に限らず、早期発見は病気を治すことにとても重要になります。そのため、少しでも異変を感じた場合には動物病院へ行き診察を受けるといいでしょう。