文鳥に卵を産ませない為には?有精卵と無精卵の違いについて

メスの文鳥は産卵期に入ると卵を産むことがあります。もともと繁殖の予定がある人の場合は特に問題ありませんが、産卵は体への負担も大きい為、卵を産ませたくないという人も多いと思われます。特に文鳥の場合はメスだけでも卵を産んでしまう場合がある為、注意しなければいけません。ここでは文鳥に卵を産ませないようにする方法や産卵のデメリット、有精卵と無精卵の違いなどをご紹介します。

目次

文鳥の卵について

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メスの文鳥は産卵期に入ると卵を産むことがありますが、オスの文鳥がいない状態でも無精卵という形で卵を産んでしまう場合があります。

文鳥の産卵期

文鳥の産卵期は9月〜翌年の5月くらいとなっています。メスはオスと交尾を終えた後3日ほどで卵を産むことが多いですが、産卵は冬場が多くなっています。

一度産卵を始めると1週間くらいの期間をかけて5〜6個くらいの数の卵を産みます。

メスだけでも卵を産む

哺乳類の場合はオスとメスが一緒にいなければ子供を産むことはありませんが、文鳥などの鳥類はメスだけでも卵を産むことがあります。

メスの文鳥は発情すると産卵することがある為、飼い主さんに対して発情すると卵を産んでしまいます。
また、ほかの鳥やメス同士でも発情して産卵することがあると言われています。

有精卵と無精卵について

メスの文鳥がオスの文鳥と交わることで生まれる卵のことを「有精卵(ゆうせいらん)」といいます。
一方で、オスと交わることがなくメスだけで生まれる卵を「無精卵(むせいらん)」といいます。

有精卵の場合は親鳥が卵を温めると16〜17日くらいで雛が生まれますが、無精卵は受精していない卵なので、温めても雛が生まれることはありません。

なぜオスがいなくても卵が産まれるのか?

哺乳類の場合は通常、オスとメスが一緒にいなければ卵が産まれることはありませんが、文鳥はメスだけでも卵を産んでしまいます。
どうして交配していないのに卵が生まれるのかというと、鳥にとっての産卵は哺乳類でいう出産ではなく、排卵に近いからだと言われています。

そのため、文鳥は受精していない状態でも無精卵として卵を産むことがありますが、体への負担は哺乳類の出産と同じくらいの負担がかかってしまいます。

産卵することによるデメリット

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産卵には様々なデメリットがあります。主に体への負担や卵詰まりを引き起こす危険がある為、繁殖を考えていない場合はなるべく卵を産ませない方がいいでしょう。

負担が大きい

文鳥の産卵は哺乳類の出産と同じくらい体力を消耗してしまいます。体が小さい文鳥には体への負担が大きい為、寿命にも影響を及ぼす可能性があるので注意しなければなりません。

実際にオスの文鳥よりもメスの文鳥の方が寿命が短い傾向があると言われていますが、これには産卵が大きく関係していると思われます。

卵詰まりを引き起こすことも

卵がきちんと排出されずに体の中に残ってしまう状態ことを「卵詰まり」といいます。
主に栄養不足やストレス、寒さ、肥満などの様々な原因によって卵が体の中に残ってしまうことで、臓器を圧迫して体調を悪化させてしまいます。

最悪の場合、死に至ることもあり、文鳥が亡くなる原因としてもっとも多い病気となっています。

卵詰まりについて詳しくは次の記事を参考にしてください。

文鳥の卵詰まりの症状は?病院での治療や対処法について|HANEY [ハニー]
卵詰まりという病気をご存知ですか?これは文鳥のメスにだけ発症する病気で、名前のとおり卵が産まれずに途中で止まってしまう病気のことをいいます。文鳥が亡くなる原因としてもっとも多い病気となっているため、症状が見られたらすぐに対処する必要があり、一向に症状が改善されない場合は病院で治療を受けさせなければいけません。ここでは文鳥の卵詰まりの症状や原因、予防法、対処法などについてご紹介します。

卵はすぐに片付けない

文鳥は一度産卵を始めると1週間くらいの間、決められた数の卵を産み落とします。その際に、無精卵だからといって卵を取り除いてしまうと卵の数が足りなくなってしまう為、新しく卵を産もうとする場合があります。

そうなると体への負担もより大きくなってしまうので、産卵が終わるまで卵は片付けたりしないようにしてください。
また、片付けてしまった場合は「偽卵(ぎらん)」と呼ばれる偽物の卵を入れて数を合わせましょう。

産ませない方法はある?

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産卵は文鳥の体への負担が大きくなる為、繁殖させる予定がない場合は産ませないようにすることが大切です。

メスの文鳥はオスがいなくても卵を産むことがある為、確実に卵を産ませない方法はありませんが、いくつかの注意点を守ることで産卵する確率を下げることができます。

一羽だけで飼う

繁殖の予定がない場合は、文鳥を一羽だけで飼った方が卵を産む確率を減らすことができます。オスメスのペアを同じ鳥かごに入れたり、同じタイミングで放鳥を行うと発情して卵を産んでしまう可能性があります。

文鳥は相手が同性でも無精卵の卵を産むことがあるので、2羽以上飼いたいけど産卵は避けたいという場合は違う鳥かごで飼い、放鳥を別々のタイミングで行うようにしましょう。

過度なスキンシップは控える

飼い主さんの文鳥に対する過度なスキンシップが産卵の原因となることもあります。飼い主さんによくなつき、積極的にスキンシップをとりに来るような状態でもそれに応えてしまうと発情する可能性があるので控えましょう。

適度なスキンシップであれば問題ない場合もありますが、必要以上に文鳥にかまったり、背中をなでる、手のひらで包み込むような行動をとらないように注意してください。

おもちゃを鳥かごに入れない

文鳥は鳥や人間以外にも発情することがある為、おもちゃや鏡を鳥かごに入れていると発情して卵を産んでしまうことがあります。
特におもちゃをつぼ巣の中に入れてしまうと発情しやすくなると言われているので注意してください。

また、鏡に映った自分の姿を見て卵を産んでしまうこともあるので、なるべく卵を産ませない為にも鳥かごの中にはおもちゃや鏡などを置かないようにしましょう。

ポイント

メスの文鳥はオスの文鳥がいなくても発情して卵を産むことがあります。自分以外のメスの文鳥や飼い主さん、おもちゃ、鏡など様々なものが発情の原因となり、無精卵を産むことがありますが、卵を産むことで体に大きな負担がかかってしまいます。

そのため、なるべく卵を産ませないようにする必要がありますが、産ませない為には文鳥を1羽だけで飼う、過度なスキンシップを控える、おもちゃや鏡を鳥かごに入れないことなどが重要となります。特に文鳥が可愛いからといってかまいすぎたり、背中をなでる、手で包み込むような行動は発情する原因となりやすいので注意してください。