マルチーズは寒さに弱い?冬の対策や注意点について

犬といえば寒さに強いイメージがありますが、マルチーズには寒がりな子が多いと言われています。冬の寒さが苦手なので、室内でも何らかの対策が必要となり、寒さをそのままにしていると体調を崩しやすくなったり、何らかの病気を引き起こす原因となることもあります。ここではマルチーズが寒さに弱い理由や冬場の対策、注意点などを簡単にご紹介します。

目次

マルチーズには寒がりな子が多い?

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マルチーズは犬の中でも寒さに弱い傾向があります。愛玩犬として室内で飼われていた犬ということや、皮膚を覆うアンダーコートが生えていないことなどが原因で寒がりな子が多いとされています。

愛玩犬として室内で飼われてきた

マルチーズは地中海にあるマルタ島で船乗りたちの船の中で飼われていた犬が起源だと言われています。
地中海の暖かい気温に対応したことで風通しのいい被毛へと変化し、寒さに弱くなったと考えられます。

また、その後イギリスに渡ったことで王族や貴族たちの間で愛玩犬として飼われることとなります。
そのため、猟犬や番犬と違って、古くから愛玩犬として室内で飼われていました。寒い冬も暖かい室内にいたことから、気温の変化にあまり適応する必要がなくなったとも考えられています。

マルチーズはシングルコート

犬は本来「ダブルコート」といって太い上毛と皮膚を覆う下毛の2種類の毛が生えています。しかし、室内で飼うために改良されたマルチーズのような犬は下毛がほとんど生えていません。

このような犬の毛は「シングルコート」と呼ばれています。下毛には体を保温したり、保湿する役割があるため、下毛がほとんど生えていないシングルコートの犬種は気温の変化を苦手としており、ダブルコートの犬に比べると寒さに弱い傾向があります。

そのため、毛の長いマルチーズは一見寒さに強そうに見えますが、実は冬が苦手な子が多いと言われています。

犬のシングルコートとダブルコートについて詳しくは次の記事を参考にしてください。

犬のダブルコートやシングルコートとは?特徴や犬種について|HANEY [ハニー]
犬の毛には「ダブルコート」と「シングルコート」という2つの種類があります。これらは犬種によって分かれており、抜け毛の量や寒さへの強さなどそれぞれ異なる特徴を持っています。また、ブラッシングを行うときに使用するブラシの種類もダブルコートとシングルコートで異なる場合があります。ここではダブルコートとシングルコートの特徴や違い、犬種、見分け方などを簡単にご紹介します。

適温はどれくらい?

寒さに強い犬種の場合は気温が15度くらいでも寒さを感じずにいることができますが、マルチーズのようなシングルコートの犬種は寒さに弱いため、20度前後が適温になると言われています。

また、乾燥にも注意が必要となるため、湿度は40〜60%くらいを維持しましょう。15度を下回るような場合は寒さを感じてしまうので、冬場は寒さ対策が必要になります。

冬場にはどんな対策をすればいい?

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室内で飼っている場合でも冬場は温度が下がり過ぎてしまうことがあります。部屋の温度が下がり過ぎてしまうような場合は体を温めるためのものを用意したり、暖房をつけるなどしてあげましょう。

暖房をつける

冬場は部屋の中も寒くなってしまうので、暖房を使って部屋を暖めてあげましょう。マルチーズは20度前後が適温となるので、人間が心地よいと思えるくらいの温度にしてあげれば問題なく過ごすことができます。

ただし、部屋の空気が乾燥し過ぎたり、ストーブなどで犬が火傷をしてしまわないように注意する必要があります。
特に留守番のときや寝るときなどはトラブルが起こりやすく、乾燥し過ぎることで脱水症状を起こすことがあるので、いつでも水を飲める状態にして、一人にしても危険がないような状態にしましょう。

また、暖房をつけた部屋から散歩に連れて行く場合は、玄関などで少し慣れさせて寒暖差を少なくしてあげてください。

ペットヒーターや湯たんぽなどを使用する

夜は室温が下がりやすいので、クレートで寝かせている場合は体が温かくなるものを中に入れてあげましょう。
毛布だけでは足りないと感じた場合は、必要に応じてペットヒーターや湯たんぽなどを用意します。

ペットヒーターを入れるときは熱くなり過ぎないように温度を低めに設定し、湯たんぽは火傷しないようにタオルを巻くなどの対策を取りましょう。
また、暑くなったときに涼しい場所に移動できる場所を用意し、脱水症状を引き起こさないように水を飲める状態にしておきます。

服を着せる

冬場は外の気温も低いため、散歩に出かけるときも寒さ対策が必要となる場合がありますが、散歩中は暖房やヒーターで体を温めることができません。そのため、散歩中に寒さを感じてしまう場合は服を着せてあげましょう。

散歩時に防寒効果がある服を着せてあげることで、暖かい室内との寒暖差を少なくでき、寒くて渋っていた散歩に出かけるようになることがあります。家に連れて帰った後は防寒用の服は脱がすようにしましょう。

病気や怪我に注意しよう

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冬場は気温が下がり、空気が乾燥するため、体調を崩しやすくなります。特にマルチーズは寒さに弱い傾向があるので注意しましょう。

犬が寒さを感じている場合

犬は寒さを感じていると体が震えたり、体を丸めて動かなくなることがあります。他にも水を飲みたがらない、散歩に行くのを嫌がるなどの行動を見せるようになるので、こうした行動が見られた場合は体を温めてあげる必要があります。

年齢が若い場合はある程度なら寒さに慣れさせることも大切ですが、寒さに弱いマルチーズにとって日本の冬は寒すぎる可能性があるので、体が冷えることで体調を崩してしまわないように注意してください。

病気にかかりやすくなる

寒さによって体が冷えると免疫力が低下してしまうため、感染症にかかりやすくなります。また、冬場は空気が乾燥するため呼吸器系の疾患を発症したり、寒さによって水を飲む回数が減ることで尿路結石を引き起こすなど、病気を引き起こしやすくなるので温度と湿度の管理に気を配りましょう。

ポイント

マルチーズは暖かい地域で生まれた犬種で、古くから愛玩犬として室内で飼われてきました。そのため、寒さに弱い傾向があり、冬場は何らかの寒さ対策が必要となることがあります。室温が15度を下回るような場合はブルブルと体を震わせたり、夜眠れない、水を飲まなくなるなどの症状が出ることがあるので、暖房をつけたり、クレートにペットヒーターや湯たんぽを入れるなどして暖かくしてあげる必要があります。

ヒーターや湯たんぽなどを使用する場合は、室内やクレートの中が暑くなり過ぎることで脱水症状を引き起こさないように注意してください。また、散歩に連れて行く場合は防寒用の服を着せるなどして室内との寒暖差を小さくしましょう。