トリミングは犬に必要?ヘアカットを行う理由について

犬によっては定期的にトリミングサロンへ連れて行きヘアカットを行う場合があります。定期的なトリミングが必要となる犬はトリミング犬種と呼ばれており、ヘアカットを行うことでいろいろなカットスタイルを楽しむことができますが、トリミングを行うのには見た目を変えるだけではなく様々な理由があります。ここではトリミングの必要性や犬のヘアカットを行う理由、注意点、トリミング犬種などについてご紹介します。

目次

ヘアカットを行う理由は?

2017081203

犬をトリミングサロンへ連れて行って、ヘアカットを行うのには様々な理由があります。トリミングにはサマーカットなどの全身カットから、お尻や足周りだけの部分カットなどがありますが、いずれも主に被毛の手入れが簡単になる、汚れが付きにくくなる、怪我の防止になる、見た目が可愛くなるなどが一般的な理由となっています。

手入れがしやすくなる

毛が長い犬種は被毛の手入れがとても大変です。長い毛は絡まりやすいため、毎日きちんとブラッシングをしてあげないと毛玉ができてしまいます。

毛玉がたくさんできてしまうと皮膚が蒸れたり、毛が引っ張られることで皮膚疾患を引き起こす原因となります。
トリミングによってヘアカットを行っていると毛が短くなる分、毛玉ができにくくなるため、被毛の手入れも簡単になります。

汚れが付きにくくなる

被毛が長いと散歩中に汚れが付きやすくなったり、ウンチをしたときにお尻周りの毛に付いてしまうことがあります。
被毛が不衛生になると雑菌が繁殖しやすくなるため、病気の原因にもなります。

被毛を短くしておくと汚れが付きにくくなるため、被毛を綺麗な状態で保ちやすくなり、毛が短い分ダニやノミなどの寄生虫にも気付きやすくなります。

怪我の防止になる

毛が長い犬種の場合、肉球に足の毛がかかっている場合があります。肉球に毛がかかっている場合、自分の毛を踏むことで足を滑らせたり、転倒する原因となってしまいます。

足を滑らせたり、転倒すると関節に負担がかかり、関節が外れたり、骨折などの怪我を引き起こす原因となるため、肉球周りの毛を切っておくことで怪我を防止することができます。

見た目が可愛くなる

トリミングによってヘアカットをすることで見た目が大きく変わります。そのため、いろいろなヘアスタイルを楽しんだり、見た目を可愛くするために、ヘアカットを行う人もいます。

プードルのテディベアカットやビションフリーゼのまん丸カットなど、いろいろなカットスタイルがありますが、トリミング犬種以外の犬は短く毛を切ることで毛が生えてこなくなる場合もあるので、注意する必要があります。

トリミング犬種とは?

Fotolia 101242898 xs

トリミング犬種とは、ヘアカットによって被毛を整えた状態がスタンダードとなっている犬種のことをいいます。

例えばプードルの場合「テディベアカット」が有名ですが、胸や足首の毛を丸く残し、顔や足、お尻周りの毛を短く刈る「コンチネンタルカット」というスタイルがスタンダードとなっています。
このカットスタイルは飼い主が撃ち落とした水鳥を泳いで取りに行く役割を担っていたプードルの心臓を水の冷たさから守ったり、泳ぎやすくする役割があると言われています。

また、トリミング犬種によっては定期的にヘアカットを行わないと被毛が伸びすぎてしまい目に毛がかかったり、皮膚が蒸れて病気の原因となってしまうため、定期的なトリミングが必要となります。

トリミング犬種

・プードル
・ビション・フリーゼ
・シュナウザー
・ダックスフンド(ワイヤーヘアード)
・ブリュッセル・グリフォン
・イングリッシュ・コッカー・スパニエル
・アメリカン・コッカー・スパニエル
・ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
・エアデール・テリア
・ワイヤー・フォックス・テリア
・スコティッシュ・テリア
・レークランド・テリア
・シーリハム・テリア
・ウェルシュ・テリア
・ケアーン・テリア
・ノーフォーク・テリア
・ノーリッチ・テリア
・アイリッシュ・テリア
・ベドリントン・テリア
・ケリー・ブルー・テリア
・ダンディ・ディモント・テリア
など

ヘアカットが一般的な犬種

トリミング犬種ではない犬種の中でもヘアカットが一般的な犬種がいます。一部のトリミング犬種のように必ずしもヘアカットを行う必要はありませんが、以下の犬種は被毛の手入れが行いやすくなるため、定期的なカットが行われています。

・マルチーズ
・シーズー
・ヨークシャー・テリア
・チワワ
・パピヨン
・ダックスフンド(ロングヘアー)
・ラブラドール・レトリーバー
・ゴールデン・レトリーバー

毛を切らない方がいい犬種も

Fotolia 90063975 xs

被毛が長いからといって、全ての犬種にサマーカットのような全身カットができるわけではありません。
トリミング犬種以外の場合、全身カットを行うことで何かしらの問題が出る場合もあるので注意が必要となります。

サマーカットや全身カットが問題となる場合も

一般的に全身カットを行うことができる犬種は、被毛が2重になっていない「シングルコート」の犬種となります。
オーバーコートとアンダーコートに分かれているダブルコートの犬種の場合は全身カットを行うと被毛がもとどおり伸びてこなかったり、毛が生えてこなくなる、皮膚病の原因となるなどのことがあります。

また、夏場は涼しいと思われるサマーカットも皮膚の保温や保湿する役割があるアンダーコートを刈ることで、紫外線の影響を受けやすくなってしまい、かえって暑さに弱くなる場合があるので注意しましょう。

部分カットであれば問題ない

トリミング犬種以外のダブルコートの犬種の場合でも、お尻周りや足回りの部分カットであれば問題はありません。
長い毛先を切ったり、お尻や肉球周りの毛を切ることは毛玉や汚れを防いだり、怪我を防止する役割があるため必要となります。

全身カットや極端に短く刈ったりしない限り問題が出ることはないので、必要に応じてカットしてあげましょう。

ポイント

ヘアカットには見た目が可愛くなるというだけではなく、手入れが楽になったり、被毛を汚れや寄生虫から守る役割があります。特にトリミング犬種と呼ばれている犬の中には衛生面を保つために定期的なカットが必要となる場合があります。

夏場は暑さ対策として全身カットを行う場合もありますが、サマーカットのような全身カットはシングルコート以外の犬種が行うと、脱毛や皮膚病の原因となる場合があるので注意しましょう。ただし、ウンチが付かないようにお尻周りの毛を切ったり、怪我の予防をするために肉球にかかる毛を切っておくことは必要となるので、犬に合わせたトリミングが重要となります。