犬のワクチンの時期は?2回目以降の間隔や散歩に行けるようになるタイミングについて

犬は子犬の時期にワクチン接種を行うことが義務付けられています。予防接種にはいろいろな病気を予防する目的があり、犬の健康を守り、病気を蔓延させないために重要な役割があります。また、成犬になってからも度々予防接種を打つことが一般的となっています。ここでは子犬に初めてワクチン接種を行う時期や2回目以降の犬に行う時期、散歩に連れて行けるようになるタイミングなどをご紹介します。

目次

初めてワクチンを打つ時期は?

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子犬に初めてワクチンを打つ時期は生後50〜60日くらいが一般的となっています。その後、ワクチンが安定するまで散歩や他の成犬との接触を避ける必要がありますが、ワクチンが安定する時期は注射を打つ回数によっても異なります。

生後50〜60日の時期に打つ

生まれたばかりの犬は母犬から受け取った抗体に守られています。しかし、この抗体は徐々に数を減らしていくため、病気から子犬の体を守るためにワクチン接種を行うことが一般的となっています。

母犬から受け継いだ抗体が残っている場合、ワクチンを接種しても抗体を作ることができないので、初めてのワクチン接種は母犬からもらった抗体が減っていく生後50〜60日くらいの時期がもっとも適していると言われています。

ワクチンが安定するまで

ワクチンは打った瞬間にすぐ抗体が作られるわけではありません。そのため、ワクチンが安定して抗体ができるまでは散歩に連れて行ったり、成犬との接触させたりしない方がいいとされています。

生後50〜60日の時期にワクチンの注射を行った場合、その1ヶ月半後に2回目の注射を行う必要があります。
抗体が安定するまでは5日〜1週間ほどはかかるため、ワクチンが安定して散歩やよその犬と触れ合うことができるようになるまでは早くても生後100日以降になります。

3回目の注射を打つ場合も

ワクチンの回数は獣医師によって異なるため、注射が2回で終了する場合もあれば、3回目の注射を行う場合もあります。
獣医師によって3回も行う理由は、2回のワクチン接種でも母犬から受け継いだ抗体によってきちんとワクチンによる抗体ができていなかった場合に備えるためのものとなります。

3回目を行う場合は2回目から1ヶ月ほどの期間をあけて注射を打つので、生後120日くらいに行います。

接種させる間隔について

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ワクチンの効果については様々な説があり、その効力は1年ほどだと言われているため、獣医師さんや病院によっては毎年ワクチン摂取を行うように勧めたり、動物病院からお知らせのハガキが送られてくることがあります。

しかし、ワクチン接種を行う間隔や期間については獣医師さんや専門家の間でも意見が分かれているため、2年や3年に一度でいいと言われることもあります。

毎年打った方がいい?

どれくらいの間隔で接種させるかについては獣医師や病院の考えによって異なりますが、かつては子犬の時期にワクチン摂取を完了しても、その効果は1年経てばなくなってしまうという考えが一般的となっていました。

しかし、最近では1年で効果が消えてしまうという考えや、1年に一回予防接種を行うという考えを疑問視する声が出てきています。
ワクチン接種には副作用もあり、予防接種が原因で犬が体調を悪くしたり、ショッック症状が出て亡くなってしまう子も出ているため、現在では2年や3年に一回のペースでいいという考えが一般的となってきています。

2〜3年ごとに接種する

現在アメリカなどでは犬への副作用を考慮して、毎年打っていた予防接種の期間を2年や3年に一回のペースに伸ばして行う家庭が多くなっています。

一年で切れるとされていたワクチンの効力は、3年くらいの期間持続するという考えが一般的となっているため、日本でも予防接種は3年に一回の頻度で行う家庭が増えてきています。そのため、犬の体調やワクチンとの相性などを考慮して飼い犬にあった期間で行うことをお勧めします。

散歩に行けるようになるタイミングは?

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生後何日くらいで散歩に連れて行けるようになるかは、予防接種を行う時期や回数によって異なります。
抗体が安定するまで外を歩かせることはできませんが、抱っこした状態であれば散歩に連れて行くことができます。

最後の予防接種から5日は待つ必要がある

子犬の予防接種を2回行うか、3回行うかによって散歩に連れて行くことができる日は異なりますが、どちらの場合でも抗体が安定するのを待つ必要があるので、最後の注射を終えてから5日くらいは待つ必要があります。

そのため、生後50〜60日で初めて注射をした場合でも、外を歩かせたり、トリミングサロンへ連れて行くことができるようになるには、早くても生後100日以降となります。いつから外を歩かせていいかについては予防接種を行った獣医師さんの指示に従うようにしてください。

初めて散歩を行う時期については次の記事を参考にしてください。

子犬の散歩はいつからはじめる?初めて散歩を行うときの注意点やしつけについて|HANEY [ハニー]
子犬の初めての散歩はいつからはじめるのかで迷う飼い主さんも多いと思います。獣医によってワクチンの回数が違う場合があるので、多少時期が異なりますが、いずれもワクチンが安定した時期になります。しかし、その頃には社会化期は終わりをむかえているため、初めて外へ連れて行く時期としては遅すぎる可能性があります。ここでは初めて散歩を行う時期や、散歩を行う際の注意点、しつけなどをご紹介します。

抱っこで散歩に連れて行くことはできる

抗体が安定するまでは地面を歩かせることはできませんが、抱っこした状態で散歩に連れて行くことはできます。
この場合は一度目のワクチン接種を行っていない状態でも散歩に連れて行くことができるので、大切な子犬の時期に外の景色や音、人などに慣れさせておきましょう。

ポイント

子犬の時期に初めて行うワクチン接種は、母犬から受け継いだ抗体が弱くなり始める生後50〜60日くらいの時期がもっとも適しています。一度目の注射が完了すれば1ヶ月半後に2回目の注射、さらに獣医師によってはその後3回目の注射を行うことがあります。

その後も予防接種を行うことが推奨されていますが、その時期は1年に1回や、2年に1回、3年に1回と獣医師によって意見が異なります。現在では3年ほどは抗体が残っているという考えが一般的となっているため、3年に1回の頻度が定着しつつあります。

子犬を散歩に連れて行けるようになるにはきちんと抗体ができている必要があるため、最後の注射が終了して数日ほど経過してからになりますが、抱っこした状態であればワクチン接種を行っていない状態でも大丈夫なので、子犬のうちにいろいろなものに慣れさせておきましょう。