犬の去勢・避妊手術の時期はいつがいい?費用やメリットデメリットについて

犬の妊娠や出産を避けたい場合や、子宮や精巣の病気を予防するために避妊手術や去勢手術を受けさせる場合があります。他にも性格や問題行動を改善するなどのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあります。去勢手術や避妊手術には全身麻酔が必要となるため、ごく稀に死亡するケースもあり、受けさせる時期によってはリスクが高くなります。ここでは避妊去勢手術の時期や費用、メリットデメリットなどをご紹介します。

目次

犬の避妊手術や去勢手術について

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犬の望まない妊娠や出産を避けたり、特定の病気を予防するために避妊去勢手術を受けさせることができます。
オス犬の去勢手術とメス犬の避妊手術では手術内容が異なるため、費用にも差が出てきます。

メス犬とオス犬の避妊去勢手術についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。

オス犬の去勢手術

オス犬の去勢手術では睾丸の摘出手術を行います。犬に全身麻酔をかけて1センチほど切開し、両方の睾丸を摘出します。

若い犬の場合、摘出した後の陰嚢は徐々にしぼんで小さくなっていきますが、成犬になってから手術を行った場合はあまり変化が見られない場合もあります。

メス犬の避妊手術

メス犬の避妊手術には卵巣のみを取り除くやり方と、卵巣と子宮の両方を取り除くやり方があります。
犬の卵巣のみを取り除く方が負担は少ないと言われていますが、その場合は子宮の病気を確実に予防することはできません。

子宮も一緒に取り除く場合は子宮の病気を確実に予防することができますが、切開する部分が多くなるため、犬にかかる負担も大きくなってしまいます。

犬の避妊手術と去勢手術の費用

避妊手術や去勢手術の費用は動物病院や犬種によって異なる場合がありますが、オス犬の去勢手術は2〜3万円くらいが一般的です。

メス犬の避妊手術はオス犬よりも高く、3〜5万円くらいが一般的となっています。どちらも一泊ほど入院させる場合があるので、事前に確認しておきましょう。

どれくらいの時期に行えばいい?

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犬の去勢避妊手術を行う場合、生後5〜7ヶ月くらいが一般的となっています。成犬になってから手術を受けさせることもできますが、高齢犬になるほどリスクは高くなるので注意が必要となります。

生後5〜7ヶ月くらいが一般的

犬の避妊去勢手術はだいたい生後5〜7ヶ月くらいに行われることが多いですが、これはメス犬の発情期が生後6〜8ヶ月くらいに始まることが関係しています。

大型犬の場合は小型犬よりも成熟するのが遅く、生後8〜12ヶ月くらいとなっているため、手術の時期も遅く行われています。

高齢になると負担が大きくなる

避妊去勢手術は子犬の頃に行われることが一般的となっていますが、成犬になってからでも手術を受けさせることができます。
しかし、高齢になってから行う場合は体の負担などを考えると、手術のリスクが高くなってしまうのでよく考えて行うようにしましょう。

また、成犬になってから手術を行う場合は特定の病気のリスクが高くなったり、性格に影響が出る場合もあると言われています。

どんなメリットやデメリットがある?

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避妊手術や去勢手術には、それぞれメリットとデメリットがあります。そのため、予防できる病気やリスクなどを考慮した上で手術を受けさせるかどうかを決めさせましょう。

避妊去勢手術のメリット

去勢手術や避妊手術を行うことで卵巣や子宮、精巣、前立腺の病気を予防することができます。また、子犬の時期に手術を受けさせることで性格が比較的大人しくなったり、オス犬の場合はマーキングや縄張り行動の予防、メス犬の場合は発情によるストレスの防止に繋がります。

しかし、必ずしもマーキングを防止したりや性格に良い影響があるとは限りません。他にも犬を多頭飼いしていて繁殖を望んでいない場合は、望まない妊娠や出産を防ぐことができます。

避妊去勢手術のデメリット

去勢手術や避妊手術を受けさせると犬の性欲が減るため、食欲が増加したり、生殖器を維持するために使われていたエネルギーが消費されなくなることで太りやすくなってしまいます。

また、手術には全身麻酔が必要となるため、犬に負担がかかります。非常に稀ですが、麻酔の影響で死亡してしまうケースもあるので、アレルギーや肥満、体調には十分に注意してください。

他にも、手術を受けさせることで特定の病気を発症しやすくなるケースがあったり、手術後に犬が神経質でヒステリックな性格になることもあると言われているので、不安がある場合は獣医師としっかりと相談しておきましょう。

ポイント

犬の避妊手術や去勢手術に関してはいろいろな意見があります。手術を受けさせるタイミングについても子犬の時期に行わないと特定の病気のリスクが増えてしまうと言われることもあれば、反対に1歳未満のうちに受けさせることで別の病気を発症しやすくなると言われることもあります。

また、性格が大人しくなって喧嘩が減る、無駄吠えやマーキングなどの問題行動が改善される場合もあれば、全く効果がなかったり反対にヒステリックで神経質な性格になることもあると言われています。

一般的には病気の予防になり、犬も大人しくて飼いやすい性格になることが多いため、手術を受けさせる家庭も多いですが、予防できる病気を発症するリスクやデメリットなどを獣医師さんに聞いて、納得した上で手術をさせるようにしましょう。