川上犬ってどんな犬?特徴や値段、性格や購入できるかどうかについて

出典:www.iijan.or.jp

日本犬といえば柴犬がもっとも有名ですが、柴犬には同じ犬種の中でもいくつかの種類が存在します。川上犬もその一つで、長野県のとある地方で古くから飼われていました。ニホンオオカミの血を引いていると言われており、一般的な柴犬よりも野性味が強く、鋭い顔つきをしています。ここでは川上犬の特徴や性格、値段、飼い方などをご紹介いたします。

目次

川上犬はニホンオオカミが祖先?

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川上犬は信州柴と呼ばれる地柴の一種で、ニホンオオカミを祖先に持つ犬だと言われています。地柴とは古くから日本の特定の地域で暮らしている柴犬のことで、川上犬以外にもいくつかの種類が存在します。

地柴の一種

柴犬は同じ犬種の中にもたくさんの種類が存在しています。川上犬は長野県南佐久郡川上村で飼われていた柴犬で、同じく長野県に住んでいた信州柴犬という地柴の一種だと言われています。

地柴には他にも美濃柴、山陰柴、三河柴、越後柴などの種類があり、それぞれに異なる特徴やルーツを持っています。

柴犬の種類については次の記事を参考にしてください。

ニホンオオカミが祖先

川上犬の起源には諸説あり、ニホンオオカミの血を引くヤマイヌを猟師が飼い慣らしたことが始まりだとする説や、優れた猟犬を生み出すために野生のニホンオオカミと交尾させることで誕生したという話が残っています。

川上犬が住んでいた川上村は農作物を育てるには不向きな土地だったことから、周囲の山でカモシカを捕ることで生計を立てていました。標高の高い場所にある川上村では、ニホンオオカミの血を引いており、野性味が強く残っている川上犬がとても重宝されていたと言われています。

天然記念物に認定されている

川上犬は長野県の天然記念物に指定されています。しかし、太平洋戦争の影響で大きく数を減らした影響で他の犬種との雑種化が進んでしまったため、一度は天然記念物の指定が解除されてしまいます。

その後、川上犬の血統を守るための交配が進められたことで再び純血性が高まったたため、1982年に再び長野県の天然記念物に指定されました。

どんな性格や特徴を持っている?

川上犬はかつて猟犬として活躍していた犬種ということもあって活発で好奇心が強く、高い身体能力を持っています。
また、標高が高く寒さが厳しい川上村に住んでいたため寒さにも強い犬種となります。

猟犬らしく活発で好奇心が旺盛な性格

川上犬は活発で好奇心が旺盛な猟犬らしい性格をしています。また、信頼している飼い主さんには非常に忠実ですが、ニホンオオカミの血を引き継いでいるということもあって野性味が強く、知らない人にはあまりなつかない傾向があります。

しつけをきちんと行っていないと攻撃性が強く出る場合があるので、きちんとコントロールができるように信頼関係を築いておきましょう。

高い運動能力を持つ

険しい環境でカモシカ猟を行っていた犬種ということもあって、高い運動能力を持っています。

最大で2m近くジャンプすることもあると言われており、運動量が非常に多いため飼育をする場合は広い場所で走らせる時間を作ったり、フェンスを飛び越えてしまわないように注意しなければなりません。

外見の特徴

川上犬は一般的な柴犬よりもやや被毛が長く、冬の厳しい寒さに対応するためにアンダーコートが細かく生えています。

毛色は柴犬に近い赤や白から赤胡麻、黒胡麻と呼ばれる茶色に黒い差し毛が入っている毛色などがあります。
体の大きさも普通の柴犬よりも少し大きくがっちりとしており、オオカミのような鋭い顔つきをしています。

値段や飼い方について見てみよう

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川上犬は現在でも非常に数が少ないため、一般的な犬種のような取引は行われていません。そのため、気軽に飼うことはできない犬種となっています。

川上犬は数が非常に少ない

川上犬は非常に数が少なく、現在でも300頭ほどしかいないとされています。そのため、一般的なペットショップやブリーダーなどでは見かけることがありません。

普通の柴犬のように値段が付けられて取引が行われているわけではないので、飼う場合は川上犬の保存や育成を行っている信州川上犬保存会に問い合わせる必要があります。

飼いたい場合はどうすればいい?

川上犬保存会では子犬の譲渡を行っているため、川上犬を飼いたい場合は川上犬保存会に連絡することで子犬を譲渡してもらうことができます。しかし、子犬を受け取るためには厳しい審査があるので、誰にでも飼うことができるというわけではありません。

また、数が少ない犬種ということもあって、子犬を譲渡してもらうまでに1年以上かかる場合もあります。

川上犬保存会

ポイント

川上犬は古くから長野県の川上村で飼われていた地柴で、カモシカを狩る猟犬として飼われていました。非常に運動能力が高く、ニホンオオカミの血を引いていると言われているため、野性味の強い見た目をしています。

長野県の天然記念物に指定されており、現在も数が非常に少ない希少な犬種となっているため、一般的なペットショップやブリーダーでは取引が行われていません。興味がある場合は川上犬の保護や育成を行っている川上犬保存会に連絡してみてください。