文鳥の雛の成長過程は?育つのが遅い場合や飛ぶようになる時期について

生まれたばかりの文鳥の雛はまだ目も見えず、羽も生え揃っていません。自力で餌を食べることもできず、当然飛ぶこともできませんが、数週間もすると羽が生えて数ヶ月すると大人の鳥へと成長していきます。そのため、あっという間に大人の鳥へと成長していく文鳥ですが、成長速度は文鳥によっても異なるため、中には成長が遅い子もいます。ここでは文鳥の成長過程や飛べるようになる時期、成長が遅い場合の原因などをご紹介します。

目次

文鳥はどんな過程で成長する?

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文鳥の雛はわずか数ヶ月で大人の文鳥と見分けがつかないほど成長していきます。ここでは生まれたばかりの雛の成長や2ヶ月以降の成長過程について見ていきましょう。

生まれたばかりの雛の状態

文鳥の卵は15、16日ほどで羽化します。生まれたばかりの雛鳥はまだ3、4cmくらいの大きさしかなく、生後10日くらいまではまだ目は見えず、羽も生え揃っていません。

この時期は餌を食べることもなく体も弱いため、飼育は非常に大変ですが、ペットショップで並んでいる文鳥の雛は生後2週間以上のものとなっているので、自宅で孵化をしないかぎり見かけることはほとんどないと思われます。

10日以降の成長過程

生後10日を過ぎると目が開き始め、徐々に羽も生えていき20日になる頃には目も開き、羽も生えているため、文鳥の雛らしい見た目となります。

しかし、まだ自力で餌を食べることはできないので、飼い主さんが親鳥のかわりに1日何回かに分けて餌を与える挿し餌を行う必要があります。

生後半月ほどになると足腰が安定し始め、好奇心も旺盛となるため、つついたり、噛むなどの行動をとるようになっていきます。
力が強くなってきているため、噛まれると痛い場合があるので注意しましょう。

生後2ヶ月頃から成鳥へと変化していく

生後2〜3ヶ月くらいになると初めての換羽である雛換羽が始まります。ここから2〜3ヶ月ほどの時間をかけて徐々に大人の羽へと生え変わり、見た目も成鳥の文鳥へと変化していきます。

羽の色が濃くなり、くちばしの色やアイリングの色が赤くはっきりとした色へと変化し、大人の文鳥へと成長していきます。

文鳥の雛換羽について詳しくは次の記事を参考にしてください。

文鳥の雛換羽はいつ始まる?食べさせる餌や時期について|HANEY [ハニー]
文鳥は1年に1回、古い羽が抜け落ちて新しい羽に生え変わります。鳥の羽が生え変わることを換羽といい、羽が生え変わる時期を換羽期といいます。雛換羽とは名前の通り文鳥が雛の時期に初めて行う換羽のことで、この時期は体力を消耗するため、十分な栄養が必要となります。そのため、雛換羽の時期は食べさせる餌にも気を配らなければなりません。ここでは、雛換羽の時期や必要な餌などについてご紹介します。

いつから飛ぶようになる?

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文鳥の雛は生後半月から1ヶ月ほどで飛べるようになります。また、その時期に挿し餌から一人餌へと切り替わるようにもなります。

半月から1ヶ月ほどで飛べるようになる

生後半月ほど経つと羽毛が生え、羽をばたつかせたり飛び跳ねて飛ぶ練習をするようになります。
この時期はまだよちよち歩きで足元はおぼつかない様子ですが、1ヶ月ほど経つとしっかりと歩けるようになり、徐々に飛べるようになっていきます。

しかし、中には生後1ヶ月を過ぎているのになかなか飛ぶことができない子もいます。文鳥は室温が低すぎるとうまく飛べない場合があるので、なかなか飛べないという場合は室温をチェックしましょう。

挿し餌から一人餌に変わる

文鳥の雛はちょうど自力で飛べるようになるくらいのタイミングで挿し餌から一人餌へと切り替わります。

生後3週間くらいまでは飼い主さんが挿し餌によって餌を食べさせる必要がありますが、自力で飛べるようになる生後1ヶ月くらいになると自分で餌を食べたがるようになるので、一人餌に切り替える練習を行います。

成長が遅い場合の原因は?

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文鳥の雛の中には成長が遅く、なかなか成長が見られない個体がいます。その原因としては、文鳥の雛の週齢がズレていたり、病気を持っている可能性などが考えられます。

週齢がズレている場合がある

ペットショップで販売されている文鳥の雛の中には週齢が正確ではない場合があります。
雛の時期は1週間ほどで大きく成長するため、週齢がズレていると2週間ほど経っているのに羽が生え揃わない、目が開かないなど、成長が遅く感じてしまいます。

文鳥は一度の産卵で5〜6個ほどの卵を産みますが、最初と最後に産んだ卵では孵化するまでの時間が1週間ほど異なる場合があり、お店によっては雛の年齢表示が曖昧な場合もあるため、成長が遅いと感じている場合は飼い主さんが思っている年齢と実際の雛の週齢がズレている可能性があります。

病気が原因の可能性も

週齢がズレている場合は遅くても1週間や10日ほどで成長が見られますが、明らかに成長が遅い場合は栄養不足や病気が原因となっている可能性があります。

きちんと餌を食べることができず、栄養不足になると発育不良を引き起こすことがあり、成鳥になっても飛ぶことができない状態になることもあります。

また、病気が原因となっている場合は成鳥になるまで生きられないような場合もあるので、成長が明らかに遅い場合や何らかの異変が見られた場合はすぐに病院で検査を受けさせましょう。中には生まれつき虚弱な雛もいるので十分に注意してください。

ポイント

生まれたばかりの文鳥の雛は目も開いておらず、羽もほとんど生えていませんが、生後2週間から20日ほどで目が開き、セピア色の羽が生え揃い始めます。ペットショップで販売されている雛はほとんどこの時期のもので、そこから挿し餌を与え、生後半月ほどになると徐々に歩き始めるようになります。

生後1ヶ月ほどで飛び始めるようになり、一人餌へと切り替わり、生後2ヶ月〜3ヶ月ほどになると雛換羽が始まり、見た目が成鳥へと変化していきます。このように文鳥は比較的早く大人へと成長していきますが、文鳥の成長過程が遅れている場合はペットショップでの週齢がズレている可能性があり、中には栄養不足や病気が原因となっていることもあるので注意してください。