文鳥のてんかんの原因は?薬や予防、対処法について

「てんかん」という病気をご存知ですか?名前くらいは聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。てんかんは人間に発症する病気として知られていますが、文鳥などの小鳥にも発症することがある病気です。実はてんかんを発症する文鳥は多く、そのほとんどは治ることがありません。てんかんはどのような原因で発症する病気なのでしょうか?ここではてんかんの症状や原因、予防法、薬や対処法などをご紹介します。

目次

てんかんとはどんな病気なの?

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てんかんとは、繰り返し発作を引き起こす脳の病気で、けいれんや体の硬直、失神など様々な症状を引き起こします。

人間をはじめ、犬や猫、文鳥のような小鳥などいろいろな動物に発症する可能性がある脳の病気です。

繰り返し発作を引き起こす脳の病気

動物の体は脳から送られる電気信号で動いていますが、てんかんを発症すると脳内の電気信号が過剰に発生させてしまうため、体の動きをコントロールできなくなってしまいます。

その結果、発作によってけいれんや体の硬直、失神などを引き起こしてしまいます。てんかんは脳の一部が傷つくことで発症しますが、原因が分かっていないものもあります。

文鳥のてんかんの症状

文鳥もてんかんを発症するとときどき発作を起こすようになります。発作を起こすと首を振るようなしぐさを見せたり、呼吸が荒くなります。

その後、突然鳴き声をあげて飛び回ったり、ケージ内に体をぶつけるくらい暴れることもあれば、全身が麻痺したように動かなくなることもあります。

ほとんどの場合、発作は数分で治まり、その後は何事もなかったかのようにケロっとしています。

文鳥がてんかんにかかる原因は?

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文鳥がてんかんを発症する理由ははっきりとは解明されていませんが、特定の種類の文鳥に発症することが多いと言われているため、遺伝的な要素も関係している可能性があります。

また、発作の症状はストレスが原因となってを引き起こされることがあります。

ストレスが原因?

てんかんの発作は、文鳥が何らかのストレスを感じていることが原因となって引き起こされます。

例えば、知らない場所に連れて行ったときや知らない人に触られたとき、カラスや猫などの天敵を見たとき、急に周りが明るくなる、などのストレスによって発作が誘発されます。
そのため、神経質な性格をしている個体の多い、オスの文鳥に発症しやすいと言われています。

また、原因は分かっていませんが、てんかんは文鳥の種類の中では白文鳥、桜文鳥、シルバー文鳥の順で多く見られると言われています。

寒さや運動不足が原因?

寒いときにも発作を引き起こしやすくなると言われています。そのため、冬の明け方などは気温が下がるため、文鳥が急に発作を引き起こすことがあります。

また、普段からあまり運動をしていない運動不足の文鳥は、急に活発に動くことで発作を引き起こしやすくなるので、普段から運動ができる環境を整えてあげましょう。

薬や予防法、対処法について

基本的にてんかんは一度発症すると治ることがありません。そのため、発作を起こしたときの対処法や予防方法を知っておくことが大切です。

発作が起きたときの対処法

発作が始まった場合は、文鳥に優しく声をかけるなどして落ち着かせてあげましょう。
パニックを起こして暴れたときに無理に押さえつけたり、飼い主さんが騒いでしまうと、かえってひどくなる場合もあるので、そっと見守るようにしてください。

放鳥中に発作が起きた場合は怪我をしてしまわないように見守るかケージに戻すようにしましょう。
規則正しい生活リズムを作ってあげることで発作が起きにくくなることがあるので、なるべく決まった時間に放鳥を行ったり、眠りにつかせるなどの予防法を試してみましょう。

てんかんを予防するには?

文鳥のてんかんは原因が解明されていないため、完全に予防することは難しいですが、発作の原因となるストレスを減らすことで予防できる可能性があります。

ストレスを予防するためには、文鳥が住みやすい環境を作ってあげる必要があるので、ケージの置き場所や温度の調節に気を配り、文鳥が怖がらないようにコミュニケーションを取って飼い主さんに慣れさせましょう。

また、運動不足や睡眠不足は発作を引き起こす原因となりやすいので、規則正しい健康な生活を心がけてください。

治療に使われる薬について

症状をやわらげるための薬として、抗てんかん薬や抗不安剤などが使用されることがあります。
これらは発作の症状をやわらげるためのものなので、てんかんが完治するというわけではありません。

また、症状が軽い場合は特に治療を行わない場合もあります。発作が原因で病院へ連れて行きにくい場合は、一度発作の症状を動画で撮って獣医さんに見せるという方法もあります。

ポイント

てんかんは文鳥に比較的よく見られる病気で、詳しい原因は解明されていませんが、高齢になるにつれて発作を発症しやすくなると言われています。発作は主に不安や恐怖、興奮などの過度な緊張やストレス、刺激によって引き起こされるため、なるべくストレスを感じさせないように努めましょう。

一度発症すると完治することはありませんが、症状を軽くすることができる可能性はあるので、規則正しい生活を心がけたり、獣医さんに相談して治療を受けさせましょう。