【ウサギの不正咬合】歯の病気には要注意!ウサギに多い不正咬合の予防や症状って?

ご飯を食べるために生き物みんなにとってとっても大切な「歯」。よくケージの金網やケーブルをかじるウサギは歯の病気にかかってしまうことが多いので注意が必要です!今回はそんなウサギがかかりやすい歯の病気の1つ「不正咬合」の予防や治療や症状についてご紹介します。

目次

「不正咬合 ふせいこうごう」とは?

ウサギはご飯を食べるとき、前歯で噛み切って奥歯で1分間に120回~130回ほど削るように噛んでいます。そのときに伸びた歯が適切な長さに削られることによって健康な歯を保っています。

不正咬合とは歯の噛み合わせが悪いせいで歯がうまくすり減らずに、異常な方向に伸びてしまい、ご飯が食べられなくなったり舌や頬の内側を傷つけてしまったりする病気のことです!

前歯と奥歯の両方ともに不正咬合になる可能性があり、それぞれ原因や症状や対策が違うのでまずはどちらの歯が不正咬合になってしまっているか確認してあげましょう!

ウサギの歯は伸び続ける?

人間の歯の数と一緒で、ウサギの歯の本数は28本あります。人間の歯と本数は一緒ですが全く違う構造と形態をしています!

1番違う要因としては常生歯(じょうせいし)と呼ばれている切歯(前歯)と臼歯(奥歯)が一生伸び続けるということです!

年齢や健康状態によって違いはありますが、平均すると1年間に約10~12cm、毎月約1cm伸びるといわれています。

不正咬合の原因は?

1、先天的、遺伝的な原因。生まれつき歯の質が悪かったり伸びる方向が悪かったり、下顎が小さいなど産まれたときから不正咬合の原因を持っている

2、抱っこ中の落下事故やケージなどのかじりすぎ

3、歯ぐきの病気

4、老化で対の歯が抜けてしまって削れない

5、ソフトタイプのペレットなど柔らかいご飯ばかり食べている

などの原因があります。

遺伝が原因の不正咬合は、ミニウサギに多く見られる傾向があり不正咬合は遺伝する確率が高く子供も不正咬合になる可能性があるので子供を作る場合は注意しましょう!

歯ぎしりが増えたり固いご飯を残すようになった?

今まであまり歯ぎしりをしなかったのに、急に歯ぎしりをするようになったり、食欲はあるのにご飯を食べようとしても柔らかいご飯だけを選んで食べて固いご飯を残すようになった場合は不正咬合の可能性があります。

不正咬合のせいで固いご飯がうまく食べられないのでよけてしまっているからです。固いご飯以外にも野菜や牧草なども噛みきれず食べなくなった場合も要注意!

よだれが増えた?

最近気付いたらよだれで顎の周りの毛がいつも濡れているという場合も要注意!よだれが上手く飲み込めずにたれてしまっている状態の可能性が高いからです。

また1日中涙を流している場合も不正咬合の可能性があります。鼻涙管(びるいかん)を伸び過ぎた奥歯が圧迫してしまい、炎症を起こしているせいで涙が出てしまっている可能性が高いです!

不正咬合になってしまったらどうすればいいの?

よだれがでたり固いご飯を食べなくなるなど、不正咬合の症状が見つかった場合はすぐに病院で診てもらいましょう!歯の長さの調整が自分でできなくなって伸びてしまった歯をカッターやドリルを使って、削ってもらわなければいけません。

奥歯が原因の場合は削りにくいため麻酔をかけなければならない場合もあります。その子の性格や健康状態や年齢などで、麻酔をするかどうかが決まるので、どんな性格なのか健康状態は大丈夫かなど、飼い主さんにしか分からないことも多いのでしっかり普段から観察してあげましょう!

普段のご飯で予防はできるの?

ご飯を今までと違うものにかえるのも大切な不正咬合の予防です。ウサギは野生の頃、固い木などとっても固いご飯を食べて生きていました。

それに比べると普段食べているパンや野菜などは
とっても柔らかいご飯なので野生のときに自然にできていたことができなくなってしまっています。

固いだけじゃなくたくさん咀嚼(そしゃく)しなければならない乾草や野菜を増やしたり、普段あげているペレットを固いものにかえてあげたりすると、歯の伸び過ぎを予防ですることができます!

ご飯以外の予防は?

伸び過ぎに注意すればいいということから、金網のケージを好きなだけ噛ませたり固すぎるかじり木をあげるのはあまりオススメしません!

固すぎるものを噛みすぎると歯が曲がってしまったり、折れてしまい余計に悪化したり違う病気になってしまったりすることもあるからです。

予防としては普段から歯が大丈夫かしっかり観察してあげることが大切です!1度不正咬合になってしまうと、何度も繰り返してしまうことが多いので定期的にしっかりチェックしてあげましょう。

歯周病につながる可能性も!

不正咬合が原因で歯周病にかかってしまうこともあります。
伸びた歯のせいでたまった食べカスから細菌が増えたり、伸び過ぎた歯が歯茎を傷つけてしまい、そこから細菌が増えたりすることがあるからです。

ウサギの歯は一生伸び続けるので歯垢がたまって細菌が増えるようなことはないのですが、不正咬合になると歯垢がたまって細菌が増えるようになるので食べカスがたまりやすいご飯は避けましょう!

ポイント

ウサギが「不正咬合」になってしまうと、ご飯が上手く食べられなくなってしまい、最悪の場合は衰弱死を招いてしまうこともある怖い病気なのでしっかり普段から観察してあげましょう!
遺伝的に不正咬合になっている場合は、一生定期的に病院に行かなければならないこともあるので、飼うときはペットショップやブリーダーにしっかり確認しましょう!